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女子テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は30日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランク1位で第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がAn・ベック(ドイツ)を6-4, 6-3のストレートで下し3回戦へ駒を進めた。
時折降る雨のために、試合の中断を余儀なくされたこの日。アザレンカは「今日は待機したりしなければならなかったから、とても難しい一日だった。オンとオフの切り換えばかりで、雨も降ったり止んだりだったからね。本当に難しかったけど、それは誰に取っても同じ事。結局、どれだけ辛抱出来るかだった。」と一日を振り返っていた。
第1セット、いきなり5ゲームを連取したアザレンカだったが、その後4ゲームを連続してベックに奪われ反撃を受けていた。「とても良い出だしが出来ていたけど、ちょっと中断を挟んだら何かが少しおかしくなってしまったの。コートに戻ったら集中を維持出来なくなっていたの。同時に彼女(ベック)はとても積極的なプレーをし始めてミスも減ったわ。それでも状況を変えて、大切なポイントではステップアップも出来て良かった。第1セットをしっかり先取出来た事が大きかった。」
キャリア16回の優勝でクレーでのタイトルはわずか1度のアザレンカ。クレーは苦手と言うアザレンカは「クレーでは動きがとても違うから、自分のテニスも違ってしまうの。不安定なサーフェースだから、スライドしなければならないし、それでバランスを崩してしまう。ハードコートや芝ではそんな事はないからね。」と、クレーでのプレーの変化を語っていた。
「それでも毎年上達していると感じているし、今でもまだまだ上達出来る部分がたくさんあると感じているわ。クレーへのチャレンジにも本当に興奮しているの。クレーに順応する必要があるし、スピードと言う点での動きではなくて、小さい調節やフットワーク、ステップなどが必要なの。」と苦手としながらも、アザレンカはクレーでのプレーは今は嫌いではない事も明かしていた。
続けて「そんな調節や細かい部分はとても大切。それをしっかり理解して練習しなければならない。時にはそれがとても難しくなる。なぜなら自分のプレースタイルを変えなければならない時もあるから。でも今はそれに挑戦するのが好きなの。クレーでもより良い選手になれるように成長したいと感じているわ。」と今の気持ちを語っていた。
アザレンカは3回戦で地元からの声援を受ける第31シードのA・コルネ(フランス)と顔を合わせる。コルネはこの日、S・ソレル=エスピノーサ(スペイン)を6-1, 6-3で退けての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【全仏オープンドロー表】
●D・チブルコワ(スロバキア)(16) vs. ○M・イラコビッチ(ニュージーランド), 2-6, 6-2, 4-6
●N・リー(中国)(6) vs. ○B・マテック=サンズ(アメリカ), 7-5, 3-6, 2-6
○S・ストザー(オーストラリア)(9) vs. ●K・ムラデノヴィック(フランス), 6-4, 6-3
○J・ヤンコビッチ(セルビア)(18) vs. ●G・ムグルサ(スペイン), 6-3, 6-0
●Y・シュウェドワ(カザフスタン)(27) vs. ○P・オルマエチェア(日本), 4-6, 6-7
●M・ウダン(アメリカ) vs. ○ジェン・ジー(中国), 3-6, 1-6
○J・ハンプトン(アメリカ) vs. ●A・スクミエドロバ(日本), 7-5, 6-2
○V・アザレンカ(3) vs. ●An・ベック, 6-4, 6-3
○S・スティーブンス(アメリカ)(17) vs. ●V・キング(アメリカ), 6-1, 6-3
○A・コルネ(31) vs. ●S・ソレル=エスピノーサ, 6-1, 6-3
○P・クヴィトバ(チェコ共和国)(7) vs. ●S・ポン(中国), 6-4, 6-3
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