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「キックサーブに苦しめられた」ヤンコビッチがシードダウン演出◇ポルシェ・テニス・グランプリ

女子テニスツアーのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額79万5,707ドル、レッドクレー)は24日、シングルス1回戦が行われ、第6シードのS・ストザー(オーストラリア)が元世界ランク1位のJ・ヤンコビッチ(セルビア)に4-6, 4-6のストレートで敗れ、初戦で姿を消した。

両者は、これまでの対戦でヤンコビッチが5勝2敗と大きくリードしていたものの、最後にクレーコートで対戦した時は2010年の全仏オープンで、その時はストザーが6-1, 6-2の圧勝でヤンコビッチを下していた。

シードダウンを演出したヤンコビッチは「彼女(ストザー)は、クレーで良いプレーをしていたし、最後にクレーで対戦した全仏オープンでも私を倒していたから、厳しい試合を予想していたの。試合の序盤では、彼女のキックサーブに苦しめられたわ。あのサーブで、コートの外へ追いやられてしまったから。でも、サーブをしっかり返球出来れば、そのポイントは優位に取る事が出来るって感じたの。」とヤンコビッチは、試合中に勝機を見い出していた。

加えて「トップ10選手からの勝利は最高ね。だって、またそこへ戻りたいっていうのが今の目標だから。1つ1つの勝利が自信を与えてくれるし、より練習に励もうという気持ちになる。今は、こうしてテニスを楽しむ事が出来ているの。」とヤンコビッチは、スランプから脱出している事を実感していた。

そして「この大会にまだ残っていたいし、戦い続けたいし、優勝者へ贈られる青のポルシェが本当に欲しいわ。自分の青いテニスシューズによく似合うでしょう。車庫には、まだ余裕があるしね。」とヤンコビッチは、冗談を交えるほどの上機嫌で記者会見でのインタビューに答えていた。

今季この大会まで1大会で優勝を飾り、17勝6敗と好調なヤンコビッチは2回戦でS・リシキ(ドイツ)と対戦する。

この日行われた試合結果は以下の通り。

P・クヴィトバ(チェコ共和国)(5) vs. ●An・ベック(ドイツ), 7-5, 6-7 (0-7), 6-3
●S・ストザー(6) vs. ○J・ヤンコビッチ, 4-6, 4-6
C・ウォズニアキ(デンマーク)(7) vs. ○C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-7 (6-8), 1-6
A・パブリュチェンコワ(ロシア) vs. ●E・マカロバ(ロシア), 6-7 (5-7), 7-5, 6-4
M・バーテル(ドイツ) vs. ○L・サファロバ(チェコ共和国), 4-6, 1-6
Y・シュウェドワ(カザフスタン) vs. ●R・ビンチ(イタリア), 6-4, 6-2
J・ゴルゲス(ドイツ) vs. K・フリッペンス(ベルギー), 6-2, 2-1 (途中棄権)
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) vs. ○B・マテック=サンズ(アメリカ), 2-6, 1-6

今大会の優勝賞金は10万806ユーロ。


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(2013年4月25日8時59分)

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