男子テニスツアーのオープン１３（フランス/マルセイユ、賞金総額５９万８５３５ユーロ、インドアハード）は２１日、シングルス２回戦残り４試合が行われ、第４シードのＪ・ティプサレビッチ（セルビア）が敗れる波乱が起きた。その波乱を演出したのは予選を勝ち上がったＤ・ツルスノフ（ロシア）で、ティプサレビッチを7-6 (7-4), 6-2のストレートで退けた。
第１セット、元世界ランク２０位のツルスノフとティプサレビッチは、互いにサービスキープを続け、タイブレークへ突入。そのタイブレークでは、ツルスノフが７－４で制すると、第２セットはツルスノフに試合の流れが傾く。
第２セット、ツルスノフは４回あったサービスゲームでわずか２ポイントしか落とさず、意気消沈したティプサレビッチから２度のブレークに成功すると、１時間２９分でシードダウンを決め、今季初となるベスト８入りを果たした。
今季開幕戦のチェンナイ・オープンで優勝を飾り好スタートを切ったティプサレビッチだったが、先々週行われた南フランス・オープンでも初戦となる２回戦で敗退。今大会も上位進出する事なく、大会を去る結果となってしまった。
ツルスノフは準決勝進出をかけてＧ・ミュラー（ルクセンブルグ）と準々決勝で顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）(2) vs. ●Ｍ・ロドラ（フランス）, 3-6, 7-6 (7-4), 7-5
●Ｊ・ティプサレビッチ(4) vs. ○Ｄ・ツルスノフ, 6-7, 2-6
○Ｇ・シモン（フランス）(6) vs. ●Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン）, 6-3, 6-1
○Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(7) vs. ●Ｊ・ベネトー（フランス）, 7-6 (7-0), 6-3
今大会の優勝賞金は９万５３５０ユーロ。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年2月22日12時58分）
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