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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額23万5000ドル、ハード)は1日、シングルス3回戦全4試合が行われ、前日クルム伊達公子(日本)をフルセットの接戦で破りベスト8に進出していた森田あゆみ(日本)は、N・ブラチコワ(ロシア)との準々決勝に挑んだが1-6, 6-3, 1-6で敗れ、2010年のクアラルンプール大会以来となるベスト4進出とはならなかった。
この試合、森田あゆみはブレークポイントを掴むも、なかなかブレークに結びつけることが出来なかった。逆にブラチコワに3度のブレークを許してしまい、ゲームカウント1-6で第1セットを落としてしまう。
第2セットに入ると逆に森田あゆみが一気にペースを掴み、ゲームカウント5-1とリードする。ここからブラチコワに2ゲームを奪われるも、森田あゆみがゲームカウント6-3でこのセットを奪い返す。
しかし、第3セットに入ると、ファーストサーブの確率を上げてきたブラチコワが森田あゆみにブレークチャンスを与えず、2度のブレークに成功し、ゲームカウント6-1で決着をつけた。
敗れた森田あゆみであるが今季は好調を維持しており、今大会も第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)、クルム伊達を下し、ベスト8進出を果たしていた。森田あゆみは、来週から始まるフェドカップ1回戦でロシアとの対戦のため敵地モスクワに向かう。
森田あゆみを破ったブラチコワは、M・イラコビッチ(ニュージーランド)を5-7, 6-3, 6-2 の逆転で破ったS・リシキ(ドイツ)と準決勝で対戦する。
準々決勝を終えたリシキは「今日のサーブは完璧なものではなかったわね。だけど、何とかキープをすることが出来たから、その後ブレークポイントを奪われたり、15-30とかの苦しい場面でも自信を持ってサーブを打つ事が出来た。セカンドセットに入ると、ペースを掴む事が出来てきたから、ファーストセットの事は気にしないようにした。」と、語った。
世界ランク52位のリシキは強烈なサービスが武器で、2011年には12位まで上げており、この試合でも9本のサービスエースを奪い、2時間を越える試合に勝利した。
この日行われた試合結果は以下の通り。
女子シングルス準々決勝
○S・リシキ(5) vs. ●M・イラコビッチ, 5-7, 6-3, 6-2
●森田あゆみ vs. ○N・ブラチコワ, 1-6, 6-3, 1-6
○S・チルステア(4) vs. ●A・セバストバ(ラトビア), 6-3, 6-0
○M・キリレンコ(ロシア)(2) vs. ●E・ヴェスニナ(ロシア)(7), 7-6, 6-3
今大会の優勝賞金は、シングルス4万ドル、ダブルス1万1500ドル。
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