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男子テニスツアーのクレムリン・カップ男子（ロシア/モスクワ、賞金総額１００万ドル、ハード）は日曜日に決勝戦を行い、Ｖ・トロイキ（セルビア）が第４シードのＭ・バグダティス（キプロス）を3-6, 6-4, 6-3の逆転で下し、見事、ＡＴＰツアー初優勝を飾った。トロイキは同時に優勝賞金１８万１７５０ドルを獲得した。

今大会初出場の世界ランク１９位のバグダティスは第１セットの第６ゲームでブレークに成功すると、同セットを６－３で先取する。

第２セットに入ると世界４３位と格下のトロイキが反撃を開始し、第１０ゲームでブレークに成功すると、同セットを６－４で奪い返し、試合はファイナルセットへ。

第２セットの勢いを失わなかったトロイキは、第３セットでも４－１と大きくリード。そのままリードを保ったトロイキは、マッチポイントでフォアハンドのボレーを決め、勝利を手中に収めた。

試合後、トロイキは「マルコス（バグダティス）は第１セットではいいプレーをしていました。でもその後、僕のプレーがどんどんよくなって行きました。そして最終的には勝ってツアー初優勝を決めることができました。信じられない気持です。」と喜びを表した。

トロイキは９月末～１０月初旬のタイ・オープンのダブルスで優勝し、翌週の楽天ジャパン・オープンではシングルスでベスト４入りしていた。楽天ジャパン・オープンの準決勝では世界王者のＲ・ナダル（スペイン）からマッチポイントを奪いながらも逆転で敗れていたが、今大会ではしっかり接戦をものにし、うれしいツアー初優勝を決めた。