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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会3日目の1日、男子シングルス2回戦2試合が行われ、ノーシードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)が第9シードのA・ロディック(アメリカ)を3-6, 7-5, 6-3, 7-6 (7-4)で下し、3回戦に進出するという波乱が起きた。
世界ランク9位のロディックは、自分の試合のキーポイントはリターンの良し悪しとしばしばコメントしている。しかし、この日はティプサレビッチのサーブに対し対抗策を見つけることができず、試合を通して2度しかブレークできなかった。
世界ランク44位のティプサレビッチは、サーブもさることながらベースラインからのプレーでも素晴らしいものがあった。特に長いラリーになったポイントではことごとくロディックを圧倒すると、ネットに詰められてもパスで対抗した。
試合を通して16本ものサービスエースを決めているティプサレビッチは、3回戦でG・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスはI・アンドレエフ(ロシア)を6-3, 6-4, 6-3で下し、3回戦進出を決めている。
28歳のロディックは、2003年に自身唯一のグランドスラムタイトルを今大会で獲得しており、2006年には準優勝を飾っている。また、ロディックが敗退したことにより、勝ち残っている選手の中で今大会の優勝経験があるのは、第2シードのR・フェデラー(スイス)を残すのみとなった。
第2セットを奪われセットカウント1-1とされたロディックは、第3セットで先にブレークを許してしまい、ゲームカウント2-5とリードされたまま自らのサービスゲームを迎える。このゲームの途中でロディックは、フットフォルトをとられラインジャッジに文句をつける一幕があった。
判定に納得できないロディックは「どっちの足だ?」とラインアンパイアに詳細をたずねると、帰ってきた答えは右足」だった。これに対しロディックは「これまでのキャリアで、右足より左足を前に出してサーブを打ったことがない。」と反論したが、判定が覆るわけでもなく試合は続行された。
テレビのリプレイでもロディックのフットフォルトが確認されたが、それは右足ではなく左足がラインを超えていた。
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