テニスのグランドスラムであるＵＳオープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード）は大会４日目の３日、男子シングルス２回戦が行なわれ、第４シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第８シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）のほか、地元勢で第２１シードのＪ・ブレーク（アメリカ）らが３回戦に勝ちあがった。
２００８年の全豪オープン以来となるグランドスラムタイトルを狙うジョコビッチは、世界ランク１５５位のＣ・ボール（オーストラリア）を6-3, 6-4, 6-4のストレートで下し、順当に３回戦に進出した。
この試合でジョコビッチは、ボールに１度もサービスブレークを許さない安定した試合運びを見せると、各セット１度ずつのブレークに成功し、１時間４９分で危なげなく勝利を収めた。
２００７年の今大会で、自身初となるグランドスラム決勝進出を果たしているジョコビッチは、３回戦でＪ・ウィッテンと対戦する。ウィッテンは、Ｍ・ゴンサレス（アルゼンチン）を6-7 (3-7), 6-4, 7-5, 6-2で下しての３回戦進出を果たしている。
今大会第５シードのＡ・ロディック（アメリカ）に次ぎ、地元勢としては２番手となるブレークは、Ｏ・ロクス（ベルギー）を6-4, 3-6, 7-6 (8-6), 6-3で振り切り、通算７度目となる今大会３回戦へ駒を進めた。
第３セットのタイブレークでは３－６とリードされたブレークであったが、そこから５ポイントを連取し、セットカウント２－１とすると、第４セット第６ゲームでこの日４度目のブレークに成功、残るゲームをしっかりとキープし２時間４４分で試合を決めた。
この他の上位陣では、第８シードのダビデンコがＪ・ヘルニチ（チェコ共和国）を6-4, 6-1, 6-2で、第１０シードのＦ・ベルダスコ（スペイン）がＦ・セラ（フランス）を6-3, 6-0, 6-3と、それぞれストレート勝ちを収め３回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｒ・ソデルリング（スウェーデン） (12) ○-× Ｍ・グラノジェルス（スペイン）, 2-0, 途中棄権
Ｔ・ロブレド（スペイン） (14) ○-× Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン）, 6-2, 4-6, 6-2, 6-4
Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国） (15) ○-× Ｌ・メイヤー（アルゼンチン）, 7-6 (7-5), 6-3, 6-4
Ｔ・ハース（ドイツ） (20) ○-× Ｒ・ケンドリック（アメリカ）, 6-4, 6-4, 7-6 (7-3)
Ｓ・クエリー（アメリカ） (22) ○-× Ｋ・キム（アメリカ）, 7-5, 6-7 (6-8), 6-4, 6-4
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） (23) ○-× Ｓ・デウバーマン（インド）, 6-3, 6-4, 0-6, 6-2
Ｍ・キウディネッリ（スイス） ○-× Ｍ・ヨージニ（ロシア）, 2-6, 7-6 (7-4), 6-4, 6-3
Ｊ・アイズナー（アメリカ） ○-× Ｍ・イルハン（トルコ）, 6-3, 6-4, 7-6 (7-1)
この大会の優勝賞金は１６０万ドル。
（2009年9月4日12時56分）
清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ 
