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９月２９日から１０月４日にかけてタイ・バンコク郊外で開催されるタイ・オープン（賞金総額６０万８５００ドル、インドアハード）。昨年はＪＷ・ツォンガ（フランス）がＮ・ジョコビッチ（セルビア）を下して見事、優勝を飾ったが、今年はさらに混戦が予想される。というのも、この度、世界１位のＲ・ナダル（スペイン）が出場を発表したからだ。

過去、グランドスラム大会で６度優勝しているナダルは「ようやくタイ・オープンに出場し、プレーすることができることをとても嬉しく思っています。タイのファンのためにいいプレーをしたいと思います。」とプレスリリースの中で話している。

タイのローン・テニス協会会長Suwat Lipatapanlop氏は、ナダルの持つ名声によりタイ・オープンへの注目度が高まり、その結果、同国の弱体化した経済が復興する一助となれば、と話している。「スーパースターが出場するテニス大会を開催することで、テニスファンおよび投資家の双方に自信と信頼を呼び寄せることができれば、と願っている。」

同大会のドロー数は３２で、ナダル以外の出場選手については、これから数カ月以内に発表される、としている。

例年にも増して激しい戦いが予想される今年のタイ・オープン。世界１位の選手が出場するアジアの大会だけに、われわれもその行方に注目したい。