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オーストラリアからの会場変更要請が受け入れられず、予定通り、デビス杯アジア・オセアニア・ゾーン3回戦(5月8~10日)のオーストラリア対インド戦はチェンナイで行われることになっている。
しかしこの度の決定を受けて、オーストラリアのテニス協会は本日、国際テニス連盟(ITF)に上訴する予定である、と地元メディアが報じた。上訴の結果は1週間以内に出るとみられている。
インドは最近、治安の悪化が懸念されており、昨年の11月にはムンバイでイスラム過激派によるホテルのテロ攻撃があり、166人の死者を出している。
また近隣国であるパキスタン・ラホールでは3月、スリランカのクリケット・チームが武装集団に襲われており、セキュリティ上の問題からインド・プレミア・リーグの開催地が南アフリカへと変更されるという措置が取られている。
加えて、次期下院選挙の投票が4月16日から5月13日まで5回に分けて実施されることになっており、国内の情勢が不安定になると予想される期間における今回の対戦となり、不安は増す一方だ。
しかしこれらの実情にも関わらず、ITFは土曜日、ITFのセキュリティ・コンサルタントからの報告に基づき、開催地を変更せず、チェンナイに確定するとの判断を下している。
一方、インド・テニス連盟は、試合に向けて民間のセキュリティ・コンサルタントを雇う予定にしている、と発表している。
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