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魔のコートで連覇途切れる 敗退のＶ・ウィリアムズ
ジンクスは生きていた。ウィンブルドンの２番コートは、数々の番狂わせの舞台となり「チャンピオンの墓場」と呼ばれる。西日が差し込んだ魔のコートで、Ｖ・ウィリアムズ（アメリカ）の女子シングルス２連覇が消えた。
「あのコートは、センターコートとかなり違う。だからなおさら困難だった」。芝のコートはもともとバウンドが低いが、２番コートはさらにボールが弾まなかったという。ベースラインから下がり過ぎずに攻撃的にプレーするというもくろみは果たせず、２１歳の相手の強打を浴びた。
世界ランキング２９位のヤンコビッチとは２戦２勝。今季も５月に勝ったばかりだが「今日は彼女がいいプレーをして、自分はベストのテニスをできなかった」とうなだれた。左手首に痛みもあったと打ち明けた。
３度の優勝を経験しているウィンブルドンを第１週で去るのは「とても変な感じ」という。今大会は賞金の男女同額要求でも話題を集めた前回覇者は「健康である限りまた来年も来る」と雪辱を誓った。（共同）（了）
（2006年7月2日8時16分）
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