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（イギリス、ウィンブルドン）

ウィンブルドンは大会４日目を迎え、熱戦が繰り広げられているシングルスに加えダブルスが始まる。女子では、日本期待の杉山　愛/Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア）組と、浅越　しのぶ/Ｋ・シュレボトニック（スロベニア）組、森上　亜希子/中村　藍子組が１回戦に登場する。

昨年ベスト８まで勝ち進んだ杉山組は、初戦でＪ・ガイドソバ（オーストラリア）/Ａ・ハークルロード（アメリカ）組と対戦する。ペアを組み始めて１年が経ち、息の合ってきた杉山/ハンチュコバ組は今季既にツアー２勝をあげており、全仏オープンでは準優勝に輝くなど好調を維持している。ウィンブルドンのダブルス決勝に４度進出し、２００３年にはＫ・クレイステルス（ベルギー）組んで優勝も飾っている杉山がリードし、同ペアで始めての四大大会優勝を目指す。

浅越/シュレボトニック組はＥ・ガリアルディ（スイス）/Ｍ・サンタンジェロ（イタリア）組と対戦。浅越組は昨年同大会３回戦で敗退したが、今季はツアー１勝、準優勝１回、ベスト４進出４回と好調で、ダブルス・ランキングでも５位につけている。

日本人ペアの森上/中村組は、Ｖ・ドゥシェヴィナ（ロシア）/Ｇ・ウォスコボエワ（ロシア）のロシア人ペアと対戦する。ともにシングルスでは敗退を喫した森上、中村だが、ダブルスでの上位進出に期待したい。

その他女子ダブルス１回戦では、第４シードの鄭潔（中国）/ヤン・ツー（中国）組、第７シードのＭ・ナブラチロワ（アメリカ）/Ｌ・フーバー（アメリカ）組などが試合を行う。

男子ダブルスでは、昨年覇者のＷ・ムーディ（南アフリカ）/Ｓ・ハス組が登場、Ｍ・ダニエル（ブラジル）/Ｆ・ビセンテ（スペイン）組と２回戦進出をかけて戦う。また昨年準優勝ペアで今大会第１シードのＢ・ブライアン（アメリカ）/Ｍ・ブライアン（アメリカ）組も初戦を迎え、Ａ・ディリック（アメリカ）/Ｊ・カー組と対戦する。ブライアン兄弟は先日の全仏オープンでは決勝で敗れ準優勝に終わったものの、今季全豪オープンを制するなど好調で、このペアでの生涯グランドスラムをかけてウィンブルドン初優勝を狙う。