29歳 ズベレフ撃破で8度目V王手

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ハチャノフ
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男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は日本時間7日(現地6日)、シングルス準決勝が行われ、第11シードのK・ハチャノフが第1シードのA・ズベレフ(ドイツ)を6-3, 4-6, 7-6 (7-4)の激闘の末にフルセットで破り、「マスターズ1000」の大会では2度目の決勝進出を果たすとともに、自身8度目のツアー優勝に王手をかけた。

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29歳で世界ランク16位のハチャノフが同大会に出場するのは2年連続7度目。最高成績は2018年と2019年のベスト4進出となっていた。

今大会は初戦の2回戦で世界ランク140位のJ・フィコビッチ(アルゼンチン)、3回戦で同114位のE・ナヴァ(アメリカ)、4回戦で第8シードのC・ルード(ノルウェー)、準々決勝で第26シードのA・ミケルセン(アメリカ)を下し準決勝へ駒を進めた。

28歳で世界ランク3位のズべレフとの顔合わせとなった準決勝、第4ゲームでブレークを果たしたハチャノフは、1度もブレークポイントを与えることなく安定してキープを重ね先行。しかし、第2セットでは両者キープを続け迎えた第10ゲームをラブゲームで落とし、セットカウントは1-1となる。

そして迎えたファイナルセット、ハチャノフは両者ブレークポイントを凌ぎ突入したタイブレークを制し、2時間52分で勝利。同大会では初の決勝へ駒を進めた。

また、ハチャノフはこれで「マスターズ1000」の大会では、2018年のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)で優勝を飾って以来、7年ぶり2度目の決勝進出を果たすとともに、自身8度目のツアー優勝に王手をかけた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはハチャノフのコメントが掲載されている。

「自分の限界に挑み、レベルを引き上げる必要があったんだ。本当に厳しくて、メンタル的にもフィジカル的にも要求の高い試合だった。ここ数年、彼(ズベレフ)に対して簡単に負けた試合がいくつかあったから、今日勝てて本当に嬉しいよ」

「今日は本当に紙一重の勝負だった。マッチポイントを握られていたし、あのボールがネットに当たってこちら側に落ちていたら、今こうして話していることもなかっただろう」

なお、ハチャノフは決勝で第4シードのB・シェルトン(アメリカ)と対戦する。シェルトンは準決勝で第2シードのT・フリッツ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。


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(2025年8月7日15時08分)
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