男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は10日、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク281位のJ・エンゲル(ドイツ)が予選勝者で同94位のJ・ダックワース(オーストラリア)を4-6, 6-4, 7-6 (7-5)のフルセットの死闘の末に逆転で破り、初戦突破を果たした。また、この勝利はR・ナダル(スペイン)らに続く、同大会史上4番目の年少記録となった。
>>【動画】17歳エンゲル 初挑戦の芝で逆転勝ち!勝利の瞬間!<<
17歳のエンゲルがツアーレベルで芝コートの大会に出場するのは今回が初。
33歳のダックワースとの顔合わせとなった1回戦の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したエンゲルは、ブレークバックを果たせずに先行される。
それでも第2セットでエンゲルは6本のサービスエースを決め、サービス時のポイント獲得率は73パーセントを記録。2度のブレークポイントを凌ぎキープを重ねたエンゲルは、第10ゲームでブレークに成功しこのセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークを奪われたエンゲルは、めまいを訴えメディカルタイムアウトを取る場面もあったが、第8ゲームをラブゲームでブレークバックに成功。第10ゲームでは2度のマッチポイントを活かせずタイブレークに突入するも、これを制したエンゲルが2回戦へ駒を進めた。
この結果、エンゲルはF・サントロ(フランス)、ナダル、R・モレッカー(ドイツ)に続き、同大会史上4番目の若さで本戦白星を挙げた選手となった。なお、サントロとナダルが勝利した当時は、同大会はクレーコートで開催されていた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはエンゲルのコメントが掲載されている。
「自分のことを本当に誇りに思うよ。ここでの芝の試合は初めてだった。この試合は本当にタフでだったけど、この結果にはとても満足している。次のラウンドも楽しみだ」
勝利したエンゲルは2回戦で第7シードのA・ミケルセン(アメリカ)と対戦する。ミケルセンは1回戦で世界ランク42位のG・モンフィス(フランス)を下しての勝ち上がり。
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証
・アルカラス、シナーへ「君と歴史作る」
・フェデラー 全仏OP決勝を称賛
・世界1位 波紋発言を釈明
・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング