アジア人史上2人目の決勝進出

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ジェン・チンウェン
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのWTAファイナルズ・リヤド(サウジアラビア/リヤド、ハード)は8日、シングルス準決勝が行われ、第7シードのジェン・チンウェン(中国)が第8シードのB・クレチコバ(チェコ)を6-3, 7-5のストレートで下し、同大会でアジア人選手として史上2人目の決勝進出を果たす快挙を成し遂げた。

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同大会は今季の獲得ポイントで上位8選手が出場するシーズン最後の大会。8選手が4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。

22歳で世界ランク7位のジェンは予選ラウンドロビンのパープルグループで第4シードのJ・パオリーニ(イタリア)を破るなどし、2勝1敗の2位通過で4強入りした。

迎えた準決勝の第1セット、ジェンは第2ゲームで先にブレークすると、その後のサービスゲームをキープし先行する。

第2セットは互いに2度ずつブレークを奪い合い迎えた第11ゲームでジェンが3度目のブレークに成功。最後は第12ゲームをキープしたジェンが1時間40分で勝利した。

アジア人選手が同大会の決勝に進出するのは2013年に準優勝を飾った元世界ランク2位のリー・ナ(中国)以来、史上2人目の快挙となった。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにジェンのコメントを掲載している。

「ウィンブルドンの後、私は大きな苦戦を強いられた。ローランギャロスでいい成績を残せなかったし、ウィンブルドンでもいい成績を残せなかった。すべてには理由があると思う。その後にオリンピックチャンピオンになったけど、精神を安定させ気を緩めないように努めた。それが功を奏している。今でもモチベーションはかなり高く保っている」

決勝戦では第3シードのC・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ガウフは準決勝で第1シードのA・サバレンカをストレートで下しての勝ち上がり。


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