男子テニスのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250)は20日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのT・フリッツ(アメリカ)が世界ランク106位のC・ガリン(チリ)を6-3, 6-4のストレートで破り、クレーコート大会初の決勝進出を果たすとともに今季ツアー2勝目に王手をかけた。
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世界ランク15位で26歳のフリッツは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で8強入りすると2月のデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)で今季初優勝を飾った。
その後は4大会の出場で2勝4敗と苦戦を強いられたフリッツだが、今大会では初戦となる2回戦で予選から勝ち上がった世界ランク240位のA・モロ・カナス(スペイン)、準々決勝で第6シードのJ・ドレイパー(イギリス)を下し4強入りした。
そして準決勝ではクレーコートを得意とするガリンと対戦した。第1セット、第6ゲームで1度のブレークチャンスを握ったフリッツは強烈なリターンエースを決めブレークに成功。第8ゲームでは4度のセットポイントとなるブレークチャンスを活かせなかったもののサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし先行する。
続く第2セット、ファーストサービスが入ったときに全てのポイントを獲得したフリッツはブレークポイントを与えず。リターンゲームでは第7ゲームでブレークに成功し、1時間19分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフリッツのコメントを掲載し「(決勝に進むのは)本当に素晴らしいこと。クレーコートでは何度か決勝戦に近づいたことがあるんだ。だから、クレーでタイトルを獲得できたら素晴らしいだろうね」と語った。
勝利したフリッツは決勝で第4シードのJ・シュトルフ(ドイツ)と対戦する。シュトルフは準決勝、第2シードで同大会2連覇中だったH・ルーネ(デンマーク)に6-2, 6-0のストレートで下しての勝ち上がり。
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