19歳で第5シード「タフになる」

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WB前に調整するアルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は26日、男子テニスで世界ランク7位のC・アルカラス(スペイン)の記者会見が行われ、トップ10として初めて参加する同大会への思いを語った。

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19歳のアルカラスはウィンブルドンに2年連続2度目の出場で、今回は第5シードとして参加する。昨年は世界ランク75位で出場し、1回戦で内山靖崇にフルセットで勝利したものの2回戦でD・メドベージェフにストレート負けを喫した。

今大会は1回戦で世界ランク158位のJ・シュトルフ(ドイツ)と対戦し、この試合に勝利すれば2回戦ではF・フォニーニ(イタリア)T・フリークスポール(オランダ)のどちらかと顔を合わせる組み合わせ。

アルカラスはウィンブルドンについて「調整はうまくいっている。いつも言われていることだと思うけど、芝でプレーするのは簡単じゃない。前哨戦でプレーができなかったから、今週はタフになると思う。でも、準備はできているよ」と語った。

「芝で1番難しいのは、やっぱり動き方かな。芝でうまく動くのは僕にとって1番難しいことなんだ。アグレッシブにプレーすること、ネットに出ること、他のサーフェスでのプレーを反映させるのにこの2点が最も適したことだと思う」

また、会場での練習では第28シードで出場するD・エヴァンス(イギリス)と調整を行ったアルカラス。エヴァンスを練習相手とした意図を明かした。

「良い選手の練習を見ようと思っている。彼は芝でとても良いプレーをするんだ。あとは、フェデラーのビデオをいつも見ているよ。ジョコビッチやラファ(ナダル)、アンディ(マレー)の動画を見て、彼らの動きをできるだけ真似しようと思っている」

昨年2回戦で対戦したメドベージェフは今大会、ロシア・ベラルーシ国籍の選手は出場できなくなったため不参加となった。アルカラスはウクライナへの侵攻などを理由に出場不可の判断を下したウィンブルドンの決定について「残念なこと」と述べた。

「世界1位がプレーするのを許さないというのは大会自体にとっても厳しいもの。誰もがどの大会でも1位のプレーを見たいだろう。世界最高の選手のプレーを見逃すことは残念だ。今はそれしか言えないよ」

最後にアルカラスは1年間で急浮上した世界ランクや、今後の成長について思いを語った。

「ランキングの中で成長して、トップ10に入るということは素晴らしいこと。もっと上位に入りたいと思って練習しているよ。でも、今の僕にとってそれは最も重要なことではないんだ。ただすべてのサーフェス、すべてのトーナメントで経験を積むことが大事。今はグランドスラムにとても集中しているしね。今の僕にとってランキングは二の次みたいなもの。今はあまり考えないようにしている」

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(2022年6月27日8時54分)
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