IPTL2015

IPTL2015特集 コラム

コラム

将来はアメリカに住むのか?とあるインタビューで聞かれた錦織圭は 「それはないです。」と迷わずに答えた。 「日本です。日本が大好きですから。」とも付け加えた。 今住んでいるフロリダはテニスの事を考えたら一番のところ。 IMGアカデミーはテニスの環境が抜群だし、練習相手に恵まれている。 それにここにいる者たちは皆世界一を目指して頑張っている。 錦織圭にとって日本でテニスできるのは秋にある楽天ジャパンオープンだけだ。 それだけに日本で活躍したかった錦織だったが今年は準決勝で逆転負けを喫してしまった。 その錦織が日本でプレーする。 12月2日(水)~4日(金)の3日間、神戸ワールド記念ホールでだ。 なぜそうなったかと言うと、 昨年アジアで行われたチーム対抗戦、インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(通称IPTL)が成功し、今年からは日本チーム「JAPAN WARRIORS」が初参戦する事になったからだ。 日本チームには錦織のほか奈良くるみ、海外からはシャラポワ、ハンチコバ、サフィンらがいる。 「初めてのIPTLの大会に臨めることをとても楽しみにしる」と言う錦織。 チームメイトのシャラポワも「ケイ、日本のために頑張ろう!」とコメントしている。
写真/Images Courtesy: Getty Images | Ella Ling | Corinne Dubreuil | VIPCOMM

塚越 亘(つかごし わたる)

ジャーナリスト。1973年から雑誌などに寄稿。90年代には「TENNISJapan」というFAX新聞を発行し、試合結果速報や松岡修造、クルム伊達公子らの直筆コメントなどを掲載した新聞を発行。テニスの報道における草分け的存在。
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→書籍:錦織圭 さらなる高みへ