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松岡修 偉大な父「良くも悪くも注目」

松岡修
松岡修
画像提供: tennis365.net
男子テニスでアリゾナ州立大学4年の松岡修はtennis365.netのインタビューに応じ、偉大な父との関係性や今後の目標について語った。

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名前から想起するファンも多いだろうが、松岡の父は日本人史上初のATPツアー制覇を成し遂げた元世界ランク46位の松岡修造だ。

そんな偉大な父を持つ松岡だが、幼少期はテニスを遊び程度でしかやっていなかったという。松岡いわく、テニスの厳しさを知る父は「あまり僕にテニスをしてほしくなかったらしいです」という。

そのため、幼少期に松岡は他のスポーツをしており、テニスを本格的に始めたのは8歳のときだった。

「小さい頃は水泳、ラグビー、あとサッカーも少ししていました。だけど、ラグビーは痛くて、水泳はつまらなかったんです(笑)テニスはたまに友達と遊びでやったり、あとはお父さんについて行って観たりはしていました。テニスをやりたいってなってテニスを始めたらすごく楽しくて、そこから他のスポーツを辞めてテニスを続けました。8歳でテニス1本でやりたいってなって週3、4回テニスをするようになりました」

しかし、ここから始まった松岡のテニス人生は順風満帆なものではなかった。

12歳のときには怪我で1年半ほどプレーができなくなり、復帰はしたものの、満足な練習ができず結果も残せなかったことから、将来のことを考え一度はテニスを辞める決断をした。

松岡はテニスを辞めることを関係者に伝えていったが、松岡の素質を買っていたトレーナーの松栄氏に「辞めない方がいい」と言われた。苦しい時期にサポートしてもらっていた松栄氏の言葉を信じてみようと考えた松岡はもう一度テニスを続けることを決意。

当時は小学校から慶應義塾大学の附属校に通っていた松岡だが、家族を説得し慶應義塾高等学校を半年で辞め、アメリカのサドルブルック テニスアカデミーに入学した。

余談だが、父・修造も小学校から慶應義塾大学の附属校に通い、高校の途中でテニスの名門校である柳川高等学校に転入。その後さらに同校在籍中に家族を説得しアメリカに飛びハリー・ホップマン・テニスキャンプで研鑽を積んだ。このハリー・ホップマン・テニスキャンプは、のちのサドルブルック テニスアカデミーである。

偶然にも父と似た道を歩むこととなった松岡だが、高校卒業後はミドルテネシー州立大学を経て、アリゾナ州立大学に進み腕を磨いた。

現在は4年生で、今夏卒業しプロになることを決意した松岡。プロになることについては悩んだという。

「周りの人たちにも相談しました。大学のコーチにも相談して、自分の中ですごく悩んだんですけど、でもやっぱりここまでテニスを続けてこられたのも、大学のコーチだったり、トレーナーさんだったり、親が時間もお金もすごく割いてくれましたし、自分の中で1回しっかり挑戦してみる時間を作らないと絶対悔いが残るなと思いました。環境が恵まれていたこともありますし、やらせてもらおうと思いました」

挑戦する一方で、松岡は冷静に自身を見つめている。

「自分の中では期限を決めてやると決めていて、その中で納得いくような成長や結果が出なかった場合は、他のことを始めようと思っています。プロでやるということはものすごくタフな世界だと思いますし、将来コーチというのはあまり考えていないので、区切りを決めてやった方が自分的にもいいと思っています」

プロになることで父の存在から注目されることもこの先避けられない松岡だが、このことについては前向きに捉えていると語る。

「(父については)今までプラスしかないというか、大きいメリットになっていたと思うので、そこはすごく感謝しています」

「注目されるという面では、僕は大好きです(笑)良くも悪くも注目されると思うので、そこを自分がどれだけ実力で良い注目に変えていけるかどうかは、自分の結果と成長にかかっていると思います。そこはすごく自分はメリットとして捉えています」

テニスについての父との関係も良好だ。

「(テニスについて)あまりお父さんからっていうのはないですけど、僕から聞くことはあります。試合の動画を送って見てもらったりとか、練習を時々見にきてもらってアドバイスしてほしいと伝えたら全然やってくれます。そこはすごくすんなりアドバイスもくれますし、壁みたいなものはないです」

最後に松岡は今後の目標について語った。

「最終的にはもちろんトップに登り詰めたいと思ってやっています」

「自分がどれだけ成長できるかというのはまだ未知数だと思います。今まで順調に成長してきた選手ではないので、今後急成長する可能性もあると思っています。そこにあまりリミットはつけていません」

「自分の中では結果もそうですけど、プロセスにもしっかり集中してトップでも勝っていけるようなテニスを目指してやっていきたいと思っています。まだまだこれからです」

「(今季は)もっとチャレンジャーに出られるようになって、勝っていけるような選手になりたいです。もちろんITFでしっかり勝っていかないといけないと思うんですけど、チャレンジャーのレベルでも戦っていけるようにやっていきたいので、出られるときはチャレンジャーにも出ていきたいです」

松岡の語り口は非常に落ち着いており、父がメディアで見せている熱いそれとは全く異なる。しかし、そのおっとりしているとまでも言える口調の中には、周囲への感謝を忘れず、冷静に自身を分析し“熱く”テニスに取り組む芯の強さを感じた。


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