男子テニスのハンブルグ・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は18日、シングルス2回戦が行われ、昨年王者で第1シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク81位の
H・ガストン(フランス)を4-6, 6-2, 7-5の逆転で破り、2年連続4度目のベスト8進出を果たした。この試合の第1セット、セットポイントという重要局面でガストンが2バウンドで返球。このポイントで先行を許したズベレフが猛抗議する場面があった。
>>【動画】重要局面で誤審、ズベレフが猛抗議した場面<<>>ナダルらノルデアOP組合せ<<27歳で世界ランク4位のズベレフは昨年同大会で優勝。連覇を目指す今大会、1回戦では予選勝者で世界ランク114位のJ・デ ヨング(オランダ)をストレートで下し初戦を突破した。
そして2回戦の第1セット、互いに1度ずつブレークを奪い終盤へ。そして第10ゲーム、ズベレフはセットポイントとなるブレークポイントを3度握られるも凌ぐ。しかし、4度目の場面で物議を醸すシーンが訪れる。
ラリーの中でズベレフが放ったボールをガストンが2バウンドで返球。プレーを続けたズベレフだが最後はパッシングショットを決められ、このセットを落とす。プレー終了後、2バウンドしていたとチェアアンパイア、さらにはスーパーバイザーに猛抗議するも覆らず、不運な形で先行を許した。
それでも第2セット、ズベレフはファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを全て凌ぐとリターンゲームでは2度のブレークに成功し1セットオールに追いつく。
そしてファイナルセット、両者2度ずつブレークを奪い合いゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームでズベレフが3度目のブレークに成功し、2時間37分に及ぶ激闘を制した。
なお、TennisTVで公開された物議を醸した場面の動画には多くのコメントが寄せられており、世界ランク9位の
C・ルード(ノルウェー)は「2024年になっても、このような場面でのチャレンジやビデオレビューが不可能だなんて信じられない」と反応している。
勝利したズベレフは準々決勝で第8シードの
ジャン・ジジェン(中国)と対戦する。ジャンは2回戦で世界ランク48位の
F・コボッリ(イタリア)を6-1, 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。
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