テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は14日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
C・アルカラス(スペイン)が第3シードの
D・メドベージェフを6-3, 6-3, 6-3のストレートで破り、初優勝を果たした昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来2度目のグランドスラム決勝進出を果たした。試合後、アルカラスは決勝戦について「人生で最高の瞬間になる」と語った。
>>【動画】アルカラス ウィンブルドン決勝進出の瞬間、歓声に包まれる<<>>ジョコビッチ、アルカラスらウィンブルドン組合せ<<昨年のウィンブルドンでは16強に駒を進めている20歳のアルカラス。今大会は1回戦で世界ランク542位の
J・シャルディ(フランス)、2回戦で同84位の
A・ミュレール(フランス)、3回戦で第25シードの
N・ジャリー(チリ)、4回戦で同38位の
M・ベレッティーニ(イタリア)、準々決勝で第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)を下し、初の4強入りを決めた。
世界ランク3位のメドベージェフと対戦した準決勝、アルカラスはファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したもののリターンゲームでは14度のブレークチャンスの内6度をものにし、1時間50分で勝利した。
勝利したアルカラスは決勝で第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で第8シードの
J・シナー(イタリア)を6-3, 6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下しての勝ち上がり。
両者は3度目の顔合わせで1勝1敗。初対戦となった昨年のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)準決勝では6-7 (5-7), 7-5, 7-6 (7-5)の逆転でアルカラスが勝利。2度目の対戦となった先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝では6-3, 5-7, 6-1, 6-1でジョコビッチが白星を挙げている。
直近の全仏オープンで対戦した際に痙攣で思うようなプレーをできなかったアルカラス。ジョコビッチとの決勝については「全仏オープンの準決勝ほど緊張せずにコートに入るようにするよ。あの時は多分、第1セットはまったく楽しめなかったからね。全仏オープンとは少し違う試合を準備する。僕にとっては違うものになるだろうね。決勝では痙攣を起こさないようにしたいよ」とコメント。
「おそらく、人生で最高の瞬間になるだろうね。ウィンブルドンで決勝を戦うことはテニスを始めたころに夢見たこと。前にも言ったように、ノヴァークと対戦するのはもっといい。本当に感動的な瞬間になるだろうね。でも、その瞬間は落ち着いていられるようにする。僕にとっては、人生で最高の瞬間になると思うよ」
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