男子プロテニス協会のATP公式サイトは18日、世界ランク17位の
F・フォニーニ(イタリア)のコーチである元世界ランク8位のA・マンチーニ(アルゼンチン)氏のインタビューを掲載。今季終了後からコーチ関係となった両者について語っている。
>>PS5で錦織 圭、フェデラー、ナダルら登場の【テニス ワールドツアー 2】やってみた<<33歳のフォニーニは今年5月に両足首の手術を行い長期離脱。9月にツアー復帰を果たしたものの、復帰後は1勝3敗と本来の実力を出し切れずにいた。
現在51歳で現役時代、ツアー通算7度のタイトルを獲得してきたマンチーニ氏。フォニーニのコーチとなった経緯については「チャンスが巡ってきたのは、彼のマネージャーであるウーゴ・コロンビーニから連絡があったときだ。彼はファビオ(フォニーニ)が新しいチームを探していると言っていて、僕の名前が第1候補として挙がってきたんだ」と明かした。
「彼のテニス、彼の才能、天性の能力。そして彼は今、どれだけ興奮しているか、どれだけ献身的に行動できるかを話してくれた。彼は自分のキャリアの最後の数年間をハードに戦いたいと思っているんだ。やる気に満ちていて、高いところを目指したいと思っている」
マンチーニ氏はこれまで
G・コリア(アルゼンチン)、
P・クエバス(ウルグアイ)らのコーチを歴任してきた。そんな中、新型コロナウイルスの影響で数カ月間ツアーのない日々を過ごしたことで考える時間が増えたと話した。
「パンデミックは僕らに考え直す時間を与え、自分たちを別の場所に置く時間を与えてくれた。ファビオは自分にはまだやるべきことがたくさんあることに気付いたと思う。彼が1年を通して安心できるフィットネスレベルを維持できれば、ゲームで高い目標を目指すことができるし、実際それを望んでいる。フォニーニはツアーにすがりつくために働いているわけでもないし、晩年を静かに過ごすために働いているわけでもない。彼は高いところを目指すことに意欲を持っているんだ」
最後にマンチーニ氏はフォニーニの持つ能力を絶賛した。
「素晴らしいビジョンを持っていて、非常に速い。ゲームや相手を読む能力が抜群だ。そして、彼は攻撃的なテニスをする。彼が良いプレーをしているときは『超強力』ではないかもしれないが、多くのボールスピードを生み出し、相手のリズムを崩してしまう選手になれる」
「誰とでも肩を並べることができる選手であり、それが彼を高い目標にできる選手にしている。僕らはどんなサーフェスでも立ち向かうことができる。素晴らしい挑戦だし、今後どこへ行くのか見届けてほしい」
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