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女子テニスツアーのソニーエリクソン・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタード、賞金総額22万ドル、クレー)は16日に開幕し、シングルス1回戦2試合を行い、第7シードのM・バーテル(ドイツ)がK・ベルテンス(オランダ)を6-3, 6-2のストレートで退け、6大会ぶりの初戦突破を決めた。
全豪オープン前哨戦のホバート大会で、予選を勝ち上がりツアー初優勝を飾ったバーテルだったが、クレーシーズン途中からスランプに陥ると、先に行われたウィンブルドンまで5大会連続の初戦敗退を喫していた。
そんなバーテルだったが、この日の試合では出だしからいきなり4ゲームを連取すると、その後も危なげなく第1セットを先取した。その後は降雨のためしばらくの中断を挟んだものの、続く第2セットでも3度のブレークを奪うと65分の快勝で久々の勝利を飾った。
「出だしはコンディションが悪くて難しい状況でした。とても風の強い中での試合開始でした。その後は雨のために長い中断を余儀なくされてしまいましたが、今日は安定したプレーができ、大切なポイントで良いプレーが出来ました。ここ数ヶ月は勝利に恵まれなかったので、今日の勝利はとても嬉しく思います。」とバーテルは勝利の喜びを噛み締めていた。
残りの試合ではL・ツレンコ(ウクライナ)が第8シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)を7-5, 6-0のストレートで下す金星を飾った。
第1セットの第4ゲームでスアレス・ナバロから先にブレークを奪ったツレンコだったが、その後ブレークバックを許してしまい接戦へ。しかし6-5からの第12ゲームで再びブレークに成功したツレンコが第1セットを先取した。
続く第2セットでツレンコは、スアレス・ナバロに1ゲームも与えない完璧なテニスを披露すると、1時間32分のストレートでシードダウンを演じた。
「試合開始直後はあまり調子が良くありませんでした。それでも試合が進むにつれて、徐々にプレーが良くなって行ったのです。」と試合を振り返るツレンコ。
「第1セットを先取しましたが、自分自身を冷静にさせるためには、第2セットでも先にブレークが必要でした。それが上手く行くと、第2セットはパーフェクト以上のプレーが出来たのです。とても楽しくプレーが出来たので、今後の試合もこのようなプレーが続けられればと思います。」と自身のプレーに合格点を与えていた。
バーテルは、K・ボンダレンコ(ウクライナ)と予選を勝ち上がったC・ウィットホーフトの勝者と、ツレンコはT・ピロンコバ(ブルガリア)とL・フラデカ(チェコ共和国)の勝者と2回戦で戦う。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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