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全豪オープン2009特集

ナダルとリュビチッチが決勝で激突

イバン・リュビチッチ
3週連続優勝を狙うリュビチッチ
画像提供:Getty/AFLO

(スペイン、マドリッド)

マドリッド・テニス・マスターズ(賞金総額250万ドル、インドア、ハード)は土曜日準決勝が行われ、第1シードの地元期待R・ナダル(スペイン)が第16シードのR・ジネプリ(アメリカ)を7-5, 7-6 (7-1)で下し、決勝に駒を進めた。

両者は初対戦で、第1セットではナダルが第7ゲームをブレークしたもののジネプリがすぐにブレークバック。しかしナダルは第11ゲームで再びジネプリのサーブをブレークし、52分で第1セットを先取した。
第2セットでも一進一退の攻防が続き、ナダルは第7ゲームをブレークするが、再びジネプリがすぐにブレークバック。結局タイブレークまでもつれ込んだが、緊張からか次第にミスが目立ち始めたジネプリを尻目に、最後はナダルが一方的なプレーで接戦に終止符を打った。

ナダルは今季11度決勝に進み、すでに10勝を挙げている。1敗は4月3日のマイアミの大会の決勝で、R・フェデラー(スイス)に敗れたもの。今大会準決勝の勝利でナダルは今季78勝目と、勝利数ではフェデラーの77勝を超えている。
「今日は最初からちょっと疲れていて、出だしが鈍かった。」と、傷めている左膝にアイスバッグを巻いてインタビュールームに現れたナダルは語った。それを知ってかのように、ジネプリは序盤でナダルを走らせていた。「膝の調子は前より幾分悪くなっているといわれたけど、あと一戦だけだ。大丈夫。」と決勝への意気込みを見せた。

決勝でナダルと対戦することになったのは、ここ2週連続優勝を上げている第8シードのI・リュビチッチ(クロアチア)
準決勝で第5シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)と対戦し、6-3, 3-6, 6-3のスコアで振り切った。
両者は昨年の準決勝でも対戦しており、そのときはナルバンディアンがストレート勝ちを収めていた。ナルバンディアンはその後決勝でM・サフィン(ロシア)に敗れ、準優勝だった。

リュビチッチも現在16連勝と好調を維持しており、これで3大会連続の決勝進出。2週間前はメッツ(フランス)で、先週はウィーンで、それぞれ優勝を飾っている。ナダルとは3月のドーハの大会で対戦し、そのときは勝利を収めたが、その後のマイアミの大会ではナダルが勝っている。

(2005年10月23日)

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