テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は1日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を2-6, 6-2, 6-3, 7-5の逆転で破り同大会初優勝を飾るとともに、四大大会では7度目のタイトルを獲得。さらに、史上最年少での生涯グランドスラム(四大大会全制覇)を達成した。試合後の会見では「夢が叶った瞬間だ」と語った。
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22歳で世界ランク1位のアルカラスが同大会に出場するのは3年連続5度目。最高成績は2024年と昨年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク81位のA・ウォルトン(オーストラリア)、2回戦で同102位のY・ハンフマン(ドイツ)、3回戦で第32シードのC・ムーテ(フランス)、4回戦で第19シードのT・ポール(アメリカ)、準々決勝で第6シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、準決勝で第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)を下し決勝に駒を進めた。
38歳で世界ランク4位のジョコビッチとの顔合わせとなった決勝戦、アルカラスは2度のブレークを許して第1セットを先行されるも、第2・第3セットを立て続けに奪い勝利に王手をかけた。
第4セットは互いに譲らずゲーム6-5となるが、第12ゲームでアルカラスが優勝を決めるブレークに成功。3時間2分でタイトルを獲得した。
アルカラスはこれで全豪オープン初優勝を果たし、四大大会では通算7度目のタイトルを獲得。これにより、史上9人目となる生涯グランドスラムを達成した。
なお、22歳272日での達成は、1938年に当時22歳363日で記録を打ち立てたD・バッジ(アメリカ)を抜き、史上最年少記録となった。
試合後の会見でアルカラスは「素晴らしい気分。生涯グランドスラムを達成することは、ずっと念頭に置いていたことだった。オーストラリアに来るたびに、この大会に向けてプレシーズンを過ごし、できる限りの努力をし、万全の準備を整えて臨み、トロフィーを勝ち取ることを目指してきた。過去数年は思うような結果が出せなかったが、自分を追い込んで成長し、ついに今年この舞台に立てたことを心から嬉しく思う」とコメント。
「毎年オーストラリアに来るたびに優勝トロフィーを手にしたいと思っていた。でも叶わなかった。準々決勝を超えることができなかった。今年こそはもっと欲張って、トロフィーを獲るという野心を持ち、精神的に強くなって周囲の声を一切聞かないようにした。そしてこの大会で良いテニスができたことは、僕にとって本当に大きな意味を持つ。まさに夢が叶った瞬間だ」
また、ジョコビッチについては以下のように称賛の言葉を贈った。
「彼(ジョコビッチ)の行動は感動的だ。すべてのアスリートにとって刺激になる。テニス選手だけでなく、あらゆるアスリート、そして僕自身にも影響を与えている。彼が再びグランドスラム決勝を戦うために、肉体と精神、人生を捧げている姿は『もうグランドスラム決勝には進めない』『ヤニック(・シナー)や俺には勝てない』と言う声に逆らってきた。そして彼は現れ、素晴らしいテニスで準決勝でヤニックを破り、ここ決勝でもまた素晴らしいテニスを見せた。彼の成し遂げていることは信じがたいよ」
また、今季残りの四大大会についても語った。
「大きな挑戦になるだろうね。ただ1つずつ取り組みたい。今の次の目標はローラン・ギャロスだ。あの大会には素晴らしい思い出がある。毎回特別な気持ちになる。無理に結果を出そうとプレッシャーをかけるのは避けたいな」
アルカラスは全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を20224年・2025年と連覇中。今年は大会3連覇がかかる一戦となる。
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