男子プロテニス協会のATPは25日に公式サイトを更新し、今季、世界ランク2位のJ・シナー(イタリア)がサービスゲームのキープ率とリターンゲームのブレーク率の両部門でツアー1位となったと発表。この2項目を同シーズンでトップで終えるのは、ATPが統計を開始した1991年以降で初めてとなる。
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24歳のシナーは今季、四大大会で2度の優勝を果たし、最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)では連覇を達成。ツアー6勝と圧巻のシーズンを送り、サーブとリターンの両面で進化を見せた。
サービスゲーム勝率(キープ率)は、775回のサービスゲーム中713回をキープし、92パーセントでツアー1位に。身長200cmを超えるG・ペリカー(フランス)ルやR・オペルカ(アメリカ)といったビッグサーバーを抑えてのトップとなった。
【サービスゲーム勝率 上位5選手】
シナー:92.00パーセント
T・フリッツ(アメリカ):89.18パーセント
ペリカー:88.97パーセント
N・ジョコビッチ(セルビア):88.67パーセント
オペルカ:88.50パーセント
シナーのコーチの1人であるシモーネ・ヴァグノッツィ氏は、「サーブについては全米オープン後に多くのことを変えました。僕たちは幸運です。ヤニック(シナー)は改善も変化の理解も本当に速い。来季の目標は、今よりさらに攻撃的になることです」と明かしている。
さらに、シナーはリターンゲーム勝率(ブレーク率)では、757回のリターンゲーム中247回のブレークに成功し、32.63パーセントでこちらも1位に輝いた。
【リターンゲーム勝率 上位5選手】
シナー:32.63パーセント
C・アルカラス(スペイン):31.88パーセント
A・デ ミノー(オーストラリア):28.80パーセント
F・セルンドロ(アルゼンチン):28.67パーセント
S・バエス(アルゼンチン):28.54パーセント
このようにシナーは、サービスゲームのキープ率、リターンゲームのブレーク率という攻守両面でツアー1位を記録。ATPが統計を開始した1991年以降、この2部門を同シーズンで制したのはシナーが初めてであり、今季の圧倒的なパフォーマンスを象徴する結果となった。
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