女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、WTA1000)は日本時間8日(現地7日)、シングルス決勝が行われ、世界ランク49位の大坂なおみはワイルドカード(主催者推薦)で出場した同85位のV・エムボコ(カナダ)に6-2, 4-6, 1-6の逆転で敗れ準優勝となった。目に涙を浮かべて表彰式に登場した大坂は、敗戦の動揺を隠せずわずか15秒ほどでスピーチを終えた。
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27歳の大坂が同大会に出場するのは2年連続6度目。最高成績は2019年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク515位のA・アルセノー(カナダ)、2回戦で第13シードのL・サムソノヴァ、3回戦で第22シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)、4回戦でスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)で出場した同386位のA・セバストバ(ラトビア)、準々決勝で第10シードのE・スビトリナ(ウクライナ)、準決勝で第16シードのC・タウソン(デンマーク)を下し決勝に駒を進めた。
今季期待の若手として注目を集めている地元カナダの18歳エムボコとの顔合わせとなった決勝の第1セット、大坂は2度目のブレークを奪い幸先良く先行する。
続く第2セットは、序盤で両者2度ずつブレークを奪い合う展開となったが、大坂は第5ゲームと第7ゲームでブレークを奪われリードされると、その後追いつくことはできず1セットオールとされる。
そしてファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第3ゲームで2度目のブレークを許した大坂は、さらに第5ゲームと第7ゲームでも相手の猛攻をしのげずブレークを奪われ力尽きた。
大坂は2021年2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来、約4年半ぶり8度目、2023年7月に出産してからは初のツアータイトル獲得を狙ったが、惜しくも優勝には届かず準優勝となった。
ファイナルセットでリードされた段階ですでに目に涙を浮かべていた大坂は、表彰式にも目を真っ赤にして登場。
敗戦の動揺を隠せず、スピーチでは「あまり時間を取りたくありません。皆さんにお礼を言いたいです。チームのみんな、ボールキッズ、主催者の方々、そしてボランティアの皆さん、ありがとうございました。良い夜を過ごせたことを願っています」と手短に述べ、わずか15秒ほどで切り上げた。
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