シナー「良い試合だった」

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ヤニック・シナー
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テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、第11シードのJ・シナー(イタリア)は第3シードのC・アルカラス(スペイン)に3-6, 7-6(9-7), 7-6(7-0), 5-7, 3-6で敗れ、自身初の四大大会ベスト4進出はならなかった。シナーは試合後「僕にとっても彼にとっても、良い試合だった」と語った。

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全米オープンに4年連続4度目の出場のシナーは、昨年の4回戦進出がこれまでの最高成績。今大会は4回戦で世界ランク73位のI・イヴァシカを6-1, 5-7, 6-2, 4-6, 6-3のフルセットで破り、初の準々決勝進出を果たした。

一方、今季ツアー4勝をあげ、次週発表の世界ランキングで1位になる可能性を持つ19歳のアルカラスは、昨年初めて全米オープンに出場してベスト8に進出。今大会は4回戦で第15シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-4, 3-6, 6-4, 4-6, 6-3のフルセットで破り、2年連続のベスト8進出を決めた。

両者はツアーレベルでは4度目の対戦で、今年は2戦2勝でシナーに軍配が上がっている。

第1セット、アルカラスがゲームカウント2-3で迎えた第6ゲームから4ゲーム連取で先行する。

第2セット、アルカラスはゲームカウント3-5から逆転してセットポイントを掴むも決めきれず。タイブレークの末にシナーが2度目のセットポイントでリターンエースを決めて1セットオールとする。

第3セット、アルカラスが第11ゲームをブレークしてサービングフォーザセットを迎えるも、シナーがブレークバックに成功して再びタイブレークに。タイブレークに入るとシナーがアルカラスを圧倒し、7ポイント連取で勝利に王手をかける。

続く第4セット、シナーが第10ゲームでサービングフォーザマッチを迎えてマッチポイントを掴むも、自らのミスで決めきれず。土壇場でブレークしたアルカラスは、3ゲーム連取で2セットオールとする。

迎えたファイナルセット、シナーが第5ゲームでブレークを奪うもアルカラスが第6、第8ゲームでブレークに成功し、サービングフォーザマッチを決めきって準決勝進出を決めた。終了時、現地は深夜2時50分を回っており、これは全米オープン史上最も遅い試合終了時刻となった。

試合後の記者会見でシナーは、「今は試合を終えたばかりだから、話すのは簡単じゃないね」とコメント。

「でも僕にとっても彼にとっても、良い試合だった。3セットで終わるか、4セットで終わるか、5セットで終わるか。レベルが高かった」

「あるポイントから僕のサーブの調子が悪くて、彼は良いリターンをしていた。 良い勝負だったね。明らかに観客も良かった。僕にとってアーサー・アッシュスタジアムは2回目なんだ。良い試合だったのは確かだよ。でも、とてもとてもタフな試合だったね」

「第2セットでは何度かセットポイントを握られた。確かに、もっとうまくプレーできたかもしれない。今話すと簡単でしょう?でもコートに立つと、いつもとは違うんだ。プレッシャーをより強く感じるようになるし、勢いも感じるね。これもゲームの一部だろう」

「そのときまで、僕はかなり良いサーブを打てていた。特に厳しい場面で、できていた。でも彼の思い通りになったんだ。ファイナルセットも1ブレークアップしたけど、どうやって締めくくれるのか、それが分からなかったんだ」

勝利したアルカラスは準決勝で第22シードのF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは準々決勝で、第9シードのA・ルブレフを7-6 (7-3), 7-6 (7-0), 6-4のストレートで破り、四大大会初のベスト4進出を果たした。

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(2022年9月8日17時21分)
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