ワウリンカ敗退「大きな失望」

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スタン・ワウリンカ
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は23日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク264位のS・ワウリンカ(スイス)がワイルドカード(主催者推薦)で出場している同139位のC・ムーテ(フランス)に6-2, 3-6, 6-7(2-7), 3-6の逆転で敗れ、2年ぶりの初戦突破とはならなかった。

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3月に負傷から約1年ぶりとなるツアー復帰を果たし、前週のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)では1年3カ月ぶりに白星を挙げていたワウリンカ。

2年ぶり17度目の出場となる2015年の全仏王者はこの日、第4ゲームで最初のブレークに成功すると第8ゲームにも2度目のブレークを奪い第1セットを先取。

しかし、第2セットでは逆に2度のブレークを許し1セットオールとされると、第3セットではタイブレークの末にセットカウント1-2で逆転を許す。

第4セットでは第5・第9ゲームでブレークを奪われると、自身は1度も相手のサービスキープを破れず。2時間54分で力尽きた。

男子プロテニス協会のATPは試合後のワウリンカのコメントを公式サイトに掲載。次のように敗れた試合を振り返っている。

「もちろん、グランドスラムで負けたことは大きな失望だけど、これが今の僕の人生の現実なんだ。試合前からフィジカル面で、もっとハードワークしなければならない、自分のテニスを鍛えなければならないと思っていた。自分のプレーが悪いとか、良くないということではなく、あのような試合ではまだ調子が上がらないんだ」

「これは、今の僕を映す鏡のようなものだ。今日のような悪い試合を経験することで、試合で求める気持ちを新たにする必要があるからね」

「第1セットではいいプレーができたけど、彼(ムーテ)はまだ試合に入りきれていなかった。第2セットの始めになると、彼は少しずつ調子を上げてきた。彼はとてもよく戦ったし、自分のプレーをした。彼のプレーは才能にあふれ、左利きで、ショットを何度も織り交ぜてくるので、なかなか難しいんだ」

勝利したムーテは2回戦で第5シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは世界ランクJ・トンプソン(オーストラリア)を6-2, 6-2, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

また同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)や第10シードのC・ノリー(イギリス)、第13シードのT・フリッツ(アメリカ)、世界ランク36位のS・バエス(アルゼンチン)、同55位のF・クライノビッチ(セルビア)らが2回戦へ駒を進めている。



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(2022年5月24日8時04分)
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