チチパス「ゲーム展開読めた」

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ステファノス・チチパス
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男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス準決勝が行われ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)が第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で破り、大会初の決勝進出を果たした。試合後には「ゲーム展開を少し読むことができた」と述べた。

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今大会の準々決勝で第10シードのJ・シナー(イタリア)をストレートで破り勝ち上がりを決めたチチパス。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では準決勝でズベレフに敗れ決勝進出を逃していた。

この試合の第1セット、お互いにサービスキープが続くと第7ゲームでブレークを許したチチパス。その後はブレークチャンスを掴めず先行される。しかし、第2セットでは第2ゲームでこの日初のブレークチャンスを得ると最後はズベレフがダブルフォルトを犯しブレークに成功。その後は2度のブレークポイントを凌ぎ、セットカウント1-1に追いつく。

迎えたファイナルセット、第5ゲームでブレークに成功したチチパス。ブレークポイントを1度も握られることなく、第9ゲームでもブレークを奪い、2時間28分で勝利。今季3度目の顔合わせとなった一戦を制した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「状況が好転したことを非常に誇りに思う。何がその時に有効なのか理解できたね」と語った。

「このスポーツの中で最も歴史のある大会の1つだと思う。周りを見渡せば分かるように、最も美しいスタジアムの1つだよ。たくさんの歴史があるこのコートでプレーすることをとても誇りに感じる」

勝利したチチパスは決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で第5シードのC・ルード(ノルウェー)を6-4, 6-3のストレートで破っての勝ち上がり。

チチパスとジョコビッチは9度目の対戦で、これまでジョコビッチの6勝2敗で現在5連勝中。直近の対戦は昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝で、ジョコビッチが6-7 (6-8), 2-6, 6-3, 6-2, 6-4の大逆転劇を演じた。

両者による決勝は日本時間15日23時(現地15日16時)以降に行われる。




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(2022年5月15日6時45分)
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