ジョコビッチ「背中の怪我は深刻ではない」

日曜日に行われたデビスカップ準決勝に出場しながらも、第2セット途中で棄権を余儀なくされていた世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は、その棄権の原因となった後背部の怪我について、深刻ではないとしながらも休養が必要であることを明らかにした。

痛みを抱えながらもデビスカップのリバースシングルスに強行出場を決断していたジョコビッチであったが、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)との対戦では第2セットでコートに倒れこみ、そのまま途中棄権していた。

母国を勝利に導けなかったジョコビッチは「考えていたよりも深刻な怪我ではありませんでした。部分的な筋肉の断裂でした。安静にしていれば大丈夫です。」と自らの状態についてコメントしている。

USオープン決勝の時点で痛みを抱えていたジョコビッチは、大事をとって金曜日に行われたシングルスを欠場していた。しかし、日曜日の試合でデル=ポトロを相手に第1セットを落とすと、第2セット第3ゲームの時点でコートに倒れこんだ。

ジョコビッチは来月に出場する予定であった上海マスターズとチャイナ・オープンを欠場する可能性も示唆している。

「それまでに回復しているといいですね。」とジョコビッチ。「とにかく、怪我を悪化させるようなリスクは避けたいですし、どれくらい休養が必要が判断が難しいところです。」

また今回の怪我についてジョコビッチは「USオープンの時から異変がありました。トーナメントが進むにつれて痛みが増していましたし、決勝の時には鋭い痛みを感じていました。」と、突発的な怪我ではないとした。

またジョコビッチは「幸運なことに、決勝では4セットで勝利することが出来ました。ここに来るのが遅れてしまったので、準備をすることが出来ませんでした。」と付け加えた。

4年連続で月曜日に開催されたUSオープンの男子シングルス決勝、ジョコビッチはR・ナダル(スペイン)を6-2, 6-4, 6-7 (3-7), 6-1で下し、今季3個目となるメジャータイトルを獲得していた。

24歳のジョコビッチは、このデビスカップ準決勝まで、ツアーでは64勝2敗と圧倒的な成績を残していた。わずか2度しかない敗戦には、シンシナティ・マスターズ決勝での途中棄権も含まれている。

またジョコビッチは、来シーズンが始まる前に長年の交際相手であるエレナ・リスティクさんと結婚するとも報じられている。

(2011年9月20日16時59分)
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