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Vol.8 トッププロの最新技術 ここを盗め! ストローク編 下巻

バックハンド・スライス ラケットを立てるテイクバック①

なぜラケットを立てるの?

バックハンド・スライスを打つとき、右の写真のようにラケットを立ててテイクバックする選手をよく目にする。フォアハンドでも、ラケットを立てて引くテイクバックについて解説した(フォアハンド編参照)が、こちらにはどんな意味があるのだろうか。

面を安定させるために非常に有効

スライスでラケットを立てて引くのは、新しい常識ではなく、昔からある技術だ。ただ、スライスでのテイクバックの重要性があまり認知されていないため、あえて取り上げた。

では、なぜラケットを立てるのか? それは、インパクトの面を安定させるためだ。詳しくは下のイラストや次ページで解説するが、フォアハンドで面を下に向けて引くのと同じ理由である。

ラケットを立てる理由は、インパクトの面をそのまま引いた結果だが、実際には、インパクトの面より、もう少し立て気味にしている人が多い(人によって程度が異なる)。

なぜなら、スウィングを始めると、ラケットの重みでヘッドが遅れて面が上を向きやすいため、それを補う意識が働くからだ。テイクバック時に立て気味(起こし気味)の面を作っておくことで、振り出しでヘッドが遅れても、元に戻しやすくなるということだ。つまり、インパクト時に面が上を向きすぎる(面が不安定になる)ことを防ぐために、ラケットを立てることが重要になるわけだ。

このイラストは、スライスのスウィングを分解したものではなく、インパクト時の面や手首の形をそのまま保ちながら腕を引いていくとどうなるかを示したもの。スライスでは腕は上から振り下ろしていくので、その逆をたどると、自然にラケットが立ってくるのだ。つまり、面を変えないようにテイクバックすれば、ラケットが少し立ち気味になるのは当然ということだ。下のヘンマンのテイクバックも、まさにその通りになっていて、1の段階ですでに右手はインパクトと同じ形になっており、そこから面と手首の形を維持したまま引いていることがわかる。

T.ヘンマンのラケットを立てたスライスのテイクバック
ラケットを立てたテイクバックから、スウィング初期(1~2)でヘッドが少し遅れて面が上を向き、そこからインパクトに向けて元に(面が起きた状態に)戻っている様子がわかる。インパクト後はボールに押されてふたたび面が上を向いているが、これは意識して行なっているわけではない。

「バックハンド・スライス ラケットを立てるテイクバック②」 >>

(テニスジャーナル 2005年7月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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