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オムニバス編

Vol.8 トッププロの最新技術 ここを盗め! ストローク編 下巻

両手打ちバックハンド 両手打ちのラケットの立て方②

テイクバックにはいろいろなタイプがある

テイクバックに関しては、立てると寝かすの2種類に限定されず、いろいろなタイプが存在する。

まずラケットを立てて打つタイプでは、下のアガシのように少しラケットを立てたままストレートに引くという選手がほとんどで、中には少しだけ後方でループさせるタイプもいるという感じだ。

それに対して、ラケットを寝かせて打つタイプのほうはバリエーションが多く、ラケットを立ててループさせたり(例:ハンチュコバ)、ヘッドを下げて引いたり(V・ウィリアムズ)、ストレートに引いたり(前ページのコリア)と、さまざまな個性がある。両手打ちは面のブレが起こりにくいため、テイクバックでもフォアの場合ほど厳密な制限はなく、自由度が高いのだ。

ただ、基本的にはシンプルな引き方がお勧めであり(そのほうが速いボールに対応しやすい)、プロの世界でもほぼストレートに引くのが、もっとも多数派になっている。

ヴィーナスのようにラケットヘッドを下げて引くと、ライジングのボールに合わせやすく、打ったボールも浮きにくいというメリットが生まれる。ライジング・ショットを最大の武器にした伊達公子も、このようにヘッドを下げて引くタイプだった。また上から引くタイプでも、最終的にヘッドを下げれば、同様のメリットを得ることができる。

L.ヒューイットの中間的なタイプの両手打ちバックハンド
ヒューイットは、ラケットを立てる人と寝かす人の中間的なタイプだ。これは最近男子選手で多くなっており(ロディックやナダルなど)、多くの人にお勧めできる。また、このようにストレートに引くテイクバックは、もっともシンプルな形で、リターンでも速いサーブに対応しやすく、ヒューイットもリターンを大きな武器としている。
A.アガシのラケットを立てるタイプ
アガシはラケットを立てて打つ選手の1人だが、このタイプがトップスピンをかける場合、少しリストワークが必要になる。ここでも、4~5で手首を伸ばしてラケットヘッドを下げ、そこからインパクトにかけてヘッドを引き上げてスピンをかけている。ただし、リストを使うのはインパクトまでで、その後は無用なリストの動きを抑えることが大切だ。
D.ハンチュコバの上にループさせるテイクバック
このようにラケットを立ててループさせるテイクバックは、感覚的にはフォアハンドの引き方にかなり近い。そのため、フォアもバックも同じ感覚、同じリズムで打てるというメリットがあり、女子では、どちらも同じようなイメージで打つという選手も多い。つまり、左右対称のテニスというか、どちらもフォアという感じのテニスになるわけだ。
V.ウィリアムズの下から引くテイクバック
このようにラケットヘッドを下げて引くタイプは、今は少数派だが、ラケットがつねに下から出てくるため、トップスピンをかけるのが苦手な人には適している。また、上の解説写真で説明したようなメリットもあり、この例のようにかなりフラット気味に打つこともできるし、高い打点でも上から押さえこむように打てるので、アマチュアにもお勧めだ。
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「フォアハンド 両手打ちで強打するフォアハンド」 >>

(テニスジャーナル 2005年7月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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