これが自分のプロテニス人生の最後のお別れ。テニスが自分に与えてくれたこと、自分自身をどう形作ったか、自分をどんな風にバラバラにしてそしてどんな風に再び引き戻してくれたかを言葉で表すことはできない。決まり文句だけど、本当に感謝している。これまでの年月、涙、自分の見方になり支えてくれた人達へ感謝。何も変わらないだろうし、この人生が自分をより良い人間として成長する手助けになって来たと願う。
いつも自分のためにそばにいてくれた家族に感謝したい。マインディ、イヴァーナ、フィリップ、ツアーに帯同して未知の領域に行った自分をサポートしてくれた。
両親にも、この性格の基礎を与えてくれて、何事にもめげず立ち直り自身のことは自分でこなせるように教育してくれたことに感謝している。多くの影響力のあるコーチと出会い、その中でも最も影響力が強かったのがレイ・ラッフェルズとタリク・ベンハビルス。二人は全く違うコーチとしての理論を持っていたが、最も重要だったのは自分自身でも自分が信じられない時でも１００％自分を信じてくれていた。
ツアーの中の友人にも、笑顔になる理由を与えてくれて、プロとしての人生の難しさを理解してくれたことに感謝している。世界各地の友人にも、第２の故郷を与えてくれたことに感謝している。次の人生に何が起こるか楽しみにしている。それまでのしばらくの間、ワインでも楽しむかも知れない。