毎年シーズン最初に行われる全豪オープンは、近年熱波に見舞われる中で開催される事があり出場選手から問題を投げ掛けられていたが、2015年大会からある程度の気温を越えると選手達への健康を考え新たなヒート・ポリシーを適応する事を明らかにした。
大会主催者のクレイグ・タイリー氏が言うところでは、そのヒート・ポリシーは気象庁の予想が40度を越えるか、湿度や風の向きそして気温を測るウェット・バルブ・グローバル・テンパラチャーが32.5を越える場合に適応される。
「この決定で、選手と関係者の間でのコミュニケーションがより明確で合理化されるはずです。選手達に対して調査をした結果、この方法が多くのトップ選手達が一番納得するものだと言う事にたどり着きました。」とタイリー氏は説明していた。
この判断の基準が選手やコーチが試合へ向けての準備の基準になると言われているものの、大会の審判を務める人達からはそれでもヒート・ポリシーを適応する明確な方向性を求める声が上がっていると主催者は語っていた。
その他の変更は、試合中にヒート・ポリシーが適応された場合、その試合のゲームが偶数の時に中断される事と、タイブレークが終わった時に適応される。
マーガレット・コート・アリーナの改築で、2015年の全豪オープンは3コートが移動式屋根が取り付けられる事となる。その事で天候の影響を受けずに大会を運営できると主催者側は考えている。
今年の全豪オープンでは、4日間に渡って40度を越えていた。これは今世紀初めての熱波だった。そんな状況ながらヒート・ポリシーは適応されなかった。
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