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フェデラーを破り世界1位ジョコビッチが有終の美◇ATPツアー・ファイナル

男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は大会8日目の12日に決勝戦を行い、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのR・フェデラー(スイス)を7-6 (8-6), 7-5のストレートで下し、2008年以来2度目の優勝を全勝で飾り、優勝賞金176万ドルを手にした。

フェデラーのサーブで始まったこの試合、第2ゲームでフェデラーはラブゲームでジョコビッチのサーブを破り、続く自身のサーブをキープするとゲームカウント3-0とリードした。しかし第5ゲームでブレークバックに成功したジョコビッチがゲームカウント3-3へと追い付いた。

第9ゲームでこのセット2度目のブレークに成功したジョコビッチがゲームカウント5-4とサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。1度セットポイントを握ったジョコビッチだったが、フェデラーにブレークバックを許し、このセットはタイブレークへ。

そのタイブレークでは両者スーパーショットの応酬で、ミニブレークを奪うとミニブレークを奪い返す譲らない展開から、最後はジョコビッチの11本目のウィナーをフォアハンドの逆クロスで決め、72分で第1セットを先取した。

接戦を落としたフェデラーだったが、第2セットの第1ゲームでいきなりジョコビッチのサーブをブレーク。その後、両者サーブをキープすると、フェデラーはゲームカウント5-4からサービング・フォー・ザ・セットを迎える。そこで40-15とセットポイントを握ったフェデラーだったが、2本連続でフォアハンドをミス。ジョコビッチがブレークバックに成功し、ゲームカウント5-5へと追い付いた。

続くゲームをキープしゲームカウント6-5とリードしたジョコビッチは、続くフェデラーのサーブでは30-40とマッチポイントを握る。そこでネットを取ったフェデラーに対して、鮮やかなパッシング・ショットを決めてゲームセット。

ジョコビッチは雄叫びを上げながら全身で嬉しさを表すと、ファミリーボックスへと駆け寄りチームのメンバーと抱き合い喜びを分かち合った。

この試合、フェデラーは30本のウィナーを記録しつつも42本のイージーミスを犯していた。一方勝ったジョコビッチは19本のウィナーに対し、イージーミスは28本だった。

今大会直前に再び世界ランク1位へ返り咲いていたジョコビッチは、今季最後の大会で今季6度目の優勝を手にし、有終の美を飾って2012年のシーズンを終えた。

「本当に最高シーズンを送る事が出来た。それにはチームのメンバーのサポートがなければ達成出来なかった事。感謝の気持ちを言い表す事が出来ない。ロジャー(フェデラー)とはお互い最高のプレーを引き出すような試合が出来たし、そんな彼のプレーも称賛したい。」とジョコビッチは表彰式で感謝と喜びの気持ちを表すスピーチをしていた。

一方のフェデラーは「ノヴァーク(ジョコビッチ)は、素晴らしいシーズンを送っていたし、今日の決勝戦も最高のプレーだった。自分自身もとても良いシーズンを送れたし、今日の試合もベストを尽くす事が出来た。それには支えてくれたチームの皆に感謝したい。こんな最高の大会に出場出来た事も嬉しく思うし、また来年も帰って来たいと願っている。」とジョコビッチを褒め称えていた。

そしてフェデラーは加えて、この試合の主審を務めたラース・グラフ氏がこの試合を最後に審判を引退する事から、彼のこれまでの功績を称え、大会最多記録となる26万3229人の観客総動員数となった事に対しても、詰め掛けたファンへの感謝の気持ちも表し会場から大きな拍手を受けていた。

これで両者の対戦成績はフェデラーの16勝13敗だが、今シーズンに関しては、6度目の対戦でジョコビッチの4勝2敗でシーズンを終えた。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年11月13日11時14分)

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