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ウィンブルドン大会第4日目の26日、女子シングルス2回戦が行われ、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)をはじめ、第5シードのE・デメンティエワ(ロシア)、第7シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)や第9シードのD・サフィーナ(ロシア)らが3回戦に進出した一方、第3シードのM・シャラポワ(ロシア)が2回戦で敗退した。
この日のセンターコートの第1試合に登場した、ディフェンディング・チャンピオンで第7シードのヴィーナスは、地元勢のA・ケタボング(英国)を7-5, 6-2で下し、3回戦に進出した。
第1セットこそ、地元の声援をバックに戦うケタボングに手こずったヴィーナスであったが、第2セットからは尻上がりに調子を上げて行き、結局ストレート勝ちしたヴィーナスは「昨年は良い試合も悪い試合もあったけれど、今は今年のことだけに集中している」と、5回目の優勝に向けて意気込みを語った。
ヴィーナスは3回戦で、第31シードのS・ミルザ(インド)を6-0, 4-6, 9-7の接戦で破った、予選上がりのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)と対戦する。
第2シードのJ・ヤンコビッチは、今年の全仏オープンでベスト8に進出してブレイクした18歳のC・スアレス・ナバロ(スペイン)に6-1, 6-3と、わずか57分で快勝し、3回戦へ駒を進めた。ヤンコビッチは、今季の全豪オープンと全仏オープンの両方でベスト4に進出しているが、グランドスラム決勝へは未だ進出したことがない。
今年の全仏オープンで初のグランドスラム準優勝を果たした、第9シードのD・サフィーナは、謝淑薇(台湾)を6-3, 6-2で下し順当に3回戦に進出した。この最近に出場した、3大会全てで決勝に進出しているサフィーナは、3回戦で第24シードのS・ペア(イスラエル)と対戦する。ペアはE・ロワ(フランス)を6-3, 6-4で下しての、勝ち上がり。
第5シードのE・デメンティエワは、T・バシンスキー(スイス)から4-6, 6-3, 6-3の逆転勝利を収め、3回戦に勝ち上がった。次戦では、同胞の第13シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を7-6 (12-10), 4-6, 6-3で破った、T・タナスガーン(タイ)と対戦する。
上位陣が順当に勝ち進んだ一方、この日最大の波乱の犠牲になった第3シードのM・シャラポワは、世界ランク154位のA・クドリャフツェワ(ロシア)に2-6, 4-6のストレートで敗れ去り、早くも大会を後にした。
また、第10シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)も、ノーシードのA・クレイバノワ(ロシア)に3-6, 6-4, 1-6で敗れ、3回戦進出はならなかった。
日本女子のエース杉山愛(日本)は、第22シードのF・ペネッタ(イタリア)を7-6 (7-5), 2-6, 6-2のフルセットで破り、3年連続での3回戦進出を決めている。
1999年のチャンピオンで、今大会第25シードのL・ダベンポート(アメリカ)は、G・ドゥルコ(アルゼンチン)との試合の前に、右ひざの故障を訴え棄権を申し入れ、「これが最後のウィンブルドンになるような気がします。ここでまたプレーをする機会を持って、とても楽しみでした。」と、引退を示唆するコメントを残した。
この他の試合の結果は以下の通り。
V・アザレンカ(ベラルーシ) (16) ○-× S・シルステア(ルーマニア), 6-1, 6-3
N・ペトロワ(ロシア) (21) ○-× M・サンタンジェロ(イタリア), 6-4, 7-5
S・ポン(中国) ○-× S・バンマー(オーストリア) (26), 7-6 (9-7), 4-6, 6-3
C・ウォズニアキ(デンマーク) (31) ○-× A・ウズニアッキ(カナダ), 6-1, 6-1
M・イラコビッチ(ニュージーランド) ○-× J・ジョルジュ(ドイツ), 6-2, 7-6 (7-5)
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