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(メルボルン、オーストラリア)
全豪オープン大会5日目の20日、女子シングルス3回戦が行われ、第1シードのL・ダベンポート(アメリカ)が6-4, 4-6, 6-2で第25シードのM・キリレンコ(ロシア)を下して、4回戦進出を決めた。また、J・エナン=アルデンヌ(ベルギー)、N・ペトロワ(ロシア)、S・クズネツォワ(ロシア)も順当に3回戦を突破している。
この日のメルボルンは気温が40度を越し、屋根の付いていないコートでは一時試合を中断したほどの暑さとなった。ダベンポート対キリレンコの試合は閉会式の屋根を持つロッド・レーバー・アリーナで行われたが、屋根を閉める前に試合が始まっていたために開けたまま続行され、ダベンポートは氷嚢を使って体温を下げながらの試合を強いられることとなった。
ダベンポートは試合後、「予想以上に暑かったわ。今日の天気がどうなるかなんて気にもしていなかったし。コートサイドに座っただけで、クーラーなんてないのに、心地よかったわ。」とコメント。第2セット終了後にはウェアを着替えるために10分ほど休憩をとったが、「良い感じでコートに戻ることが出来た。曇ってきたのにも助けられたわ。」と、休憩が功を奏したことを語った。
試合では、第1セット両者ともにサーブの調子が悪い中、先にリードを奪ったのはダベンポートで、1ブレイク差で第1セットをものにする。キリレンコもただでは引かず、第2セットを奪い返しセットオールに持ち込んだ。しかし、第3セット開始早々ダベンポートが2-0とリードしたところで、キリレンコが足のまめの治療のためトレーナーを呼び、メディカルタイムアウトを取り、一時中断。この間に体力を回復したダベンポートがトッププレイヤーらしく要所を押さえ、キリレンコを振り切った。
「今日の試合では浮き沈みが激しく、エラーも多かった。しかし、重要なポイントでは主導権を握れた。」と語るダベンポートは、次の試合でクズネツォワと対戦する。ダベンポートは、クズネツォワが優勝した2004年のUSオープンの準決勝で敗れており、「彼女は素晴らしい選手よ。昨年はあまりいい年ではなかったけど、ビッグサーブとフォアハンドには気をつけなくてはならないわ。」と気を引き締めている様子だった。
その他の試合では、エナン=アルデンヌがV・ラッツァーノ(フランス)を6-4, 6-1で下して4回戦に進出を決めた。2004年覇者のエナン=アルデンヌは、序盤ラッツァーノに3-1とリードを許すものの、すぐに挽回すると流れを失うことなく82分で試合を終わらせた。次の試合では、L・グランビル(アメリカ)を6-3, 6-3で下したV・ルアノ=パスクアル(スペイン)と対戦する。また、ペトロワはM=E・カメリンを6-1, 6-2で圧勝している。
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