テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は19日、第3シードのC・アルカラス(スペイン)と第15シードのJ・ドレイパー(イギリス)の男子シングルス4回戦が行われたが、アルカラスが7-5, 6-1としたところでドレイパーが途中棄権を申請。思わぬ形でアルカラスが2年連続2度目のベスト8進出を決めた。
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21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年連続4度目。最高成績は昨年のベスト8。四大大会4勝を誇るアルカラスは今大会で優勝すると、四大大会を全て制覇する生涯グランドスラムを史上最年少で達成することになる。
今大会は1回戦で世界ランク77位のA・シェフチェンコ(カザフスタン)、2回戦で同65位の西岡良仁、3回戦で同33位のN・ボルジェス(ポルトガル)を下し4回戦に進んだ。
23歳で世界ランク18位のドレイパーとの若手対決となった4回戦の第1セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第12ゲームでアルカラスはセットポイントとなるブレークポイントを握ると、最後はフォアハンドのパッシングショットを決め先行する。
続く第2セット、第1セット終了後に股関節付近の治療のためメディカルタイムアウトを取ったドレイパーに対し、アルカラスは2度のブレークに成功。このセットも獲得し2セットアップとした。
すると、満足な動きが難しくなったドレイパーがここで途中棄権を申請。これによりアルカラスのベスト8進出が決まった。
思わぬ形で準々決勝に駒を進めたアルカラスは次戦、第7シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第24シードのJ・レヘチカ(チェコ)の勝者と対戦する。
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