ティーム 最後の四大大会は初戦敗退

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ドミニク・ティーム
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間27日(現地26日)、男子シングルス1回戦が行われ、今季での引退を表明している世界ランク210位のD・ティーム(オーストリア)は第13シードのB・シェルトン(アメリカ)に4-6, 2-6, 2-6のストレートで敗れ、自身最後四大大会は初戦敗退となった。ティームは試合後のオンコートインタビューで感謝を述べた。

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30歳のティームはツアー17勝を誇り、2020年には全米オープンで四大大会初優勝を成し遂げた。

さらに全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では2018年と2019年の2度、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2020年に1度の準優勝も経験しており、世界ランキングは最高3位を記録している。

そのティームは今年5月に今季での引退を表明。自身にとって最後の四大大会となる今大会にはワイルドカード(主催者推薦)で出場した。

世界ランク13位のシェルトンとの顔合わせとなった1回戦の第1セット、両者キープを続け迎えた第10ゲームでティームはセットポイントとなるブレークポイントを握られると、最後はフォアハンドをネットにかけ先行される。

続く第2セット、ティームは9本のアンフォーストエラーを犯すなどし2度のブレークを奪われると、このセットも落とし後がなくなる。

第3セット、第4ゲームで先にブレークを許したティームは第8ゲームでもブレークを奪われ1時間50分で力尽きた。

試合後のオンコートインタビューでティームは感謝を述べた。

「長年にわたる皆さんのサポートに心から感謝している。ここで初めてプレーしてから10年が経った。僕にとっては本当に重要な瞬間だ」

「2020年に非常に奇妙で異なる状況(コロナウイルスの影響で無観客)の中、僕はこのコートで最大の成功を収めた」

「残念ながら皆さんがいない中で成功を収めたんだ。素晴らしい瞬間だったけれど、とても悲しいことでもあった。このコートで最後の全米オープンの試合をプレーする機会を得ることができてとても幸せだ。皆さんと一緒に時間を過ごすことができた」

「皆さん全員に感謝し、4年前に逃した時間を取り戻したいと思う。本当に特別な瞬間だ。最後にもう一度ここでプレーするのを観てくれた皆さん、本当にありがとう」

なお、勝利したシェルトンは2回戦で世界ランク67位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)と同90位のL・ナルディ(イタリア)の勝者と顔を合わせる。

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