ナダル「毎日普通に歩ける」

ゲッティイメージズ
サングラス姿で会場で練習中のナダル
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は25日、第2シードで出場するR・ナダル(スペイン)の記者会見が行われ、心配されている足の状態について、「全体的に良くなっている」と語った。

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先月行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で2年ぶり14度目の優勝を果たしたナダルだったが、全仏開幕前から足に痛みを抱えていることを明らかにし、ウィンブルドンへの出場については「体の準備ができていれば、ウィンブルドンに出るつもり」と語っていた。

また「正確な治療法を英語でどう言えばいいのかわからないけど、これから試す。もしうまくいったら僕は進み続ける」と述べ、ウィンブルドンの前哨戦は欠場したものの、6月中旬以降はグラスコートで練習を行う様子を公開していた。

ナダルは25日に行われた記者会見で、足の痛みが改善していることを明らかにした。

「まず、ほぼ毎日普通に歩けるようになった。それが僕にとっての大きなことだ。 目覚めたときにこの1年半あった痛みがないのは、とてもうれしいことだよ」

「そして2つ目は、練習について。正直なところ、全体的に良くなっている。ここ2週間は、まったく動けないというひどい状態は1日もなかったから。痛みに関しても、気持ちも全体的に前向きになっているので、それが一番のポイントだ」

「もちろんが怪我が完治したわけではないけど、痛みを少しは取り除くことができる。それが一番の目標だ」

「一番辛いのは痛みが強すぎるとき、つまりテニスができないときだから、今は幸せを感じているよ」

「今はポジティブに。これから何が起こるか見てみよう」

また、全豪オープンと全仏オープンを制した今シーズンの前半については、「過去は過去」と語った。

「スポーツも人生もあっという間だ。スポーツは起こったことを考え続ける時間を与えてくれないから」

「決してドラマとは言わない。僕たちはテニスをしているだけだ。でも日々の苦しみという点では、毎日練習をきちんと終えられるかどうか、試合をきちんと終えられるかどうかわからないままコートに立つことは、辛いことだった。それを受け入れるのは大変なことだよ」

「でも一般論としてテニスの結果という点では、驚くほどポジティブな6ヶ月間だった。予想外のことが起きたので、楽しんでいるよ」

「でも今は自分の身体とうまく付き合って、このまま続けていく時なんだ。僕にとって重要なことは、日々の練習とテニスを楽しみ続けることだよ」

ナダルは今大会、1回戦で世界ランク42位のF・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。同試合は大会2日目の28日に行われる予定。

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(2022年6月26日10時36分)
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