男子テニスで世界ランク45位のN・キリオス(オーストラリア)が22日にツイッターを更新し、来月11日から男子テニスツアーで試験的に導入される「オフコート」コーチングについて意見をつづった。
>>オフコートコーチングの詳細<<
今回の試みは今シーズン終了までの期間、ATPツアーの予選と本戦の試合中において、指定されたコーチ席からのコーチングが許可されるもの。これは全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)や最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)などにも適用され、男子テニスとして大きな変化となる。
現時点では来シーズン以降も「オフコート」コーチングが採用されるかは未定だが、今シーズン終了後に男子プロテニス協会のATP内で協議され継続するか決定される。
世界的なテニスコーチで現在はS・ハレプ(ルーマニア)を指導しており、自身のアカデミーも持つパトリック・ムラトグルー氏は今回の試験導入について「ATPが何十年にもわたりほとんどすべての試合で行われてきた慣習を『合法化』したことを祝福したい。これ以上偽善はいらないよ」とツイート。
キリオスはムラトグルー氏のツイートにコメントするかたちで「オフコート」コーチングについて私見をつづった。
「全く同意できない。他のスポーツにはない特徴の1つを失うことになる。選手たちは自分で物事を考えなければならなかった。それが美しい点だった。知名度の高い選手と、コーチを持たない、あるいはコーチを雇う余裕のない低ランキングの選手の対戦ではどうなるのか?」
Completely disagree. Loses one of the only unique traits that no other sport had. The player had to figure out things on his own. That was the beauty of it. What happens if a high profile player versus a low ranked player who doesn’t have or afford a coach?
— Nicholas Kyrgios (@NickKyrgios) June 22, 2022
>>ムラトグルー氏とキリオスのツイートはこちら<<
・優勝賞金1,000万円「テニスに恩返し」
・ポイント無し理由にWB欠場
・男女の賞金格差 19歳が疑問
・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング