解説者の期待に意見「腹が立つ」

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ベスト16進出を果たしたダックワース
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男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は11日、シングルス2回戦が行われ、予選から出場している世界ランク85位のJ・ダックワース(オーストラリア)が第16シードのJ・シナー(イタリア)を6-3,6-4のストレートで破り、ベスト16進出を果たした。

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この試合、ダックワースはファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得するなどシナーにブレークを許さないプレーを披露。リターンゲームでは2度のブレークに成功し、前週のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)でツアー3勝目をあげた19歳のシナーを1時間16分で下した。

ダックワースはシナーとの2回戦に臨む前日、勝ち上がった場合に3回戦で対戦する予定の第1シードのD・メドベージェフA・ブブリク(カザフスタン)の試合をモニターで観戦。そのとき解説者がメドベージェフとシナーが3回戦で顔を合わせることに期待する発言をしたことを明かした。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはダックワースのコメントが掲載されている。

「解説者たちは、次のラウンド(3回戦)のシナーとメドベージェフの素晴らしい試合に向けて準備をしていたけど、僕は自分の力を証明したかった。そんな風に言われると少し腹が立つよね。良いプレーをしなければならないことはわかっていた。今日はそんなプレーができたし、今週のベストマッチだったと思う。この調子で頑張っていきたい」

同日には第4シードのA・ルブレフ、第7シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第8シードのD・シュワルツマン(アルゼンチン)、第10シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)、世界ランク28位のK・ハチャノフ、同30位のJ・イズナー(アメリカ)、同49位のL・ハリス(南アフリカ)らが16強入りを決めた。

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(2021年8月12日15時31分)
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