女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額69万ドル、ハード)は1日、シングルス3回戦4試合が行なわれ、第1シードのS・エラーニ(イタリア)がノーシードから勝ち上がってきたC・スアレス・ナバロ(スペイン)を7-5, 4-6, 7-5で下し、3時間3分の熱戦に勝利。準優勝を果たした2011年以来となる、今大会のベスト4進出を果たした。
「今日の試合は本当に信じられないものだった。彼女(スアレス・ナバロ)のプレーは、フォアもバックもダウンザラインも本当に素晴らしかったの。彼女のプレーは、今年になって本当に良くなってるから、対戦するのは大変なのよ。今日は全てのポイントが接戦だったわ。勝てて嬉しいけど、今日は私が大事なポイントで少しだけラッキーだったみたいね。」と、試合を振り返るエラーニ。
両者は今年の全豪オープンの1回戦でも対戦していたが、その時はストレートでスアレス・ナバロが勝利しており、エラーニにとって今回はその時の雪辱を果たすこととなった。
準決勝でエラーニは、ラッキールーザーから勝ちが上がってきたK・ベルテンス(オランダ)と対戦する。この日ベルテンスは第6シードのL・サファロバ(チェコ共和国)に6-1, 7-5で勝利。今週2度目となるトップ20選手からの勝利をあげ、自身初となるツアー大会レベルでの準決勝進出を果たした。
「今週は信じられないテニスをすることが出来ているの。ここパリでは、本当に全てが上手くいっている。準決勝でも、自分のベストのテニスをするつもりよ。」と、ベルテンス。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●L・サファロバ(6) vs. ○K・ベルテンス, 1-6, 5-7
○S・エラーニ(1) vs. ●C・スアレス・ナバロ, 7-5, 4-6, 7-5
●M・バルトリ(フランス)(3) vs. ○M・バーテル(ドイツ), 6-7, 4-6
●P・クヴィトバ(チェコ共和国)(2) vs. ○K・ラドノビ, 3-6, 4-6
今大会の優勝賞金は9万4355ユーロ。
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