男子プロテニス協会のATP公式サイトは1日、年末の年間最終世界ランク1位の争いについて「早くも三つ巴の様相を呈している」とした。
>>シナー、メドベージェフら マイアミOP組合せ<<現在行われているマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で
D・メドベージェフが今季5度目となるツアー決勝の舞台に進出。メドベージェフは先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続でツアーを制覇。前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では決勝で
C・アルカラス(スペイン)に屈したものの、好調を維持している。
そしてマイアミ・オープンでは
K・ハチャノフらを破り決勝へ、第10シードの
J・シナー(イタリア)とタイトルを争うこととなった。
また、メドベージェフがマイアミで決勝に駒を進めたことによって、11月に開催される最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)の出場ランキングも変化が。今週までは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を制した
N・ジョコビッチ(セルビア)が1位の座についていたが、ジョコビッチはBNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンを欠場。その影響でポイントを獲得できず、2大会でともに決勝進出を果たしたメドベージェフが1位に浮上した。
その2選手とともに年間最終世界ランク1位の座を争うのは、昨年の年末1位を獲得した19歳のアルカラス。アルカラスは負傷のため全豪オープンなどを欠場し、2月から今季をスタートさせたものの、復帰戦となったアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)で優勝すると、続くリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)で準優勝。BNPパリバ・オープンを制し、マイアミ・オープンではベスト4に進出した。
毎週更新される世界ランクでは、現在アルカラスが1位、ジョコビッチ2位、メドベージェフが5位。しかし、メドベージェフが直近1カ月で急速に成績を向上させ最終戦ランキングと年末の最終世界ランク1位争いに名乗りをあげた。
また、アルカラスが今季敗れたのはリオ・オープンでの
C・ノリー(イギリス)戦とマイアミ・オープンでのシナー戦、ジョコビッチはドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)でのメドベージェフ戦、メドベージェフはアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)でのジョコビッチ戦、全豪オープンでの
S・コルダ(アメリカ)戦、そしてBNPパリバ・オープンでのアルカラス戦となっている。
3選手の今季勝利数は以下の通り。
アルカラス:18勝2敗
ジョコビッチ:15勝1敗
メドベージェフ:29勝3敗
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