ナダル「ジョコより優勝できないが…」

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ラファエル・ナダル(5月)
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男子プロテニス協会のATPは15日、現在ツアーを離脱している元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)のコメントを掲載。ナダルは復帰に向け前進していることを明かした。

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37歳のナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後ツアー復帰が叶わず、5月にラファ・ナダル・アカデミーで開かれた会見で全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退の可能性を示唆した。

その後ナダルは6月に左大腰筋の関節鏡手術を受けリハビリに励み、10月に入ってからはコートで練習する様子を定期的に自身のSNSで公開していた。

そして今回、ATPはナダルのコメントを掲載。復帰に向け前進しているとナダルは語った。

「僕は元気だしトレーニングもしているし、幸せだよ」

「人生のいい段階にいる。今まではいつかまたテニスをやるかどうかわからなかったけど、今は純粋にやると信じている。まだいつとは言えないけれど、トレーニングの時間はどんどん長くなっているし、経過は順調だよ」

「痛みが消えることはないのはわかっているけれど、一歩前進したんだ。それは僕にとって大きなことだ。テニスについて話すことと、プレーできるレベルかどうかはまったく別の問題だ。でも再びプレーしようとする一歩は大きく、前向きなもので、それはこの数ヵ月間戦ってきたことでもある。今後数週間のうちに、もっと具体的なことを発表できると確信しているよ」

「またプレーしたいという希望は常に持ち続けてきた。どの程度?どのレベルで?それに答えるのは難しい。プレーする希望を失ったことはない。週を重ねるごとにだんだんと明らかになっていく。今のところ、僕は正しい道を歩んでいる」

「1年間プレーしていない。僕にとって個人的な成功は、一般的な成功よりも実りが多い。希望はまたプレーすることだ。何が起こるかわからない。僕の直感ではいいレベルのテニスに戻るのはとても難しい。もし僕に競争力をつけたいという希望がなかったら、この年齢で長いキャリアの終盤に、この数ヵ月間やってきたことのすべてをやってはいないだろう」

「年月は過ぎていく。僕の希望はまたプレーすることであり、それは個人的なレベルではとても満足のいくことだ。ジョコビッチよりも多くのグランドスラムを優勝することはできないだろうけど、また自分自身を楽しむチャンスがあるんだ」

現在、四大大会の優勝回数ではN・ジョコビッチ(セルビア)が24回で男子歴代1位となっており、ナダルは22回で2位となっている。




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(2023年11月16日22時21分)
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