ベテランと新世代 3回戦で激突

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ドレイパー、マレー、ワウリンカ、ルーネ
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男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は13日、世界ランク55位のA・マレー(イギリス)が同56位のJ・ドレイパー(イギリス)と、同100位のS・ワウリンカ(スイス)は第7シードのH・ルーネ(デンマーク)とシングルス3回戦で対戦する。この一戦を前に大会の公式サイトには「新時代の幕開けに、マレーとワウリンカというベテランが立ち上がる」と題し、マレーとワウリンカのコメントが掲載された。

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今季は先月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)で準優勝している元世界ランク1位のマレー。今大会、1回戦では同61位のT・マルティン・エチェベリーを逆転で、2回戦でラッキールーザーで出場した同109位のR・アルボット(モルドバ)をストレートで下し3回戦に進出した。

試合後の会見では「(今年)僕のランキングは、手術をしてから今までで1番高いランキングになると思う。どこまで自分の体を追い込めるか、とてもワクワクするよ。プレーを終える前に達成したいことや、自分自身に課した目標もあるけど、一番は毎日ベストを尽くすこと。それができれば最高の状態でキャリアを終えることができる」とコメント。

2009年に準優勝しているマレーはベスト16進出をかけて21歳のドレイパーと顔を合わせる。昨年の21歳以下の最終戦Instesa Sanpaolo Next Gen ATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)で4強入りしているドレイパーは今大会、2回戦で第24シードのD・エヴァンス(イギリス)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

また、近年、マレーと同様に負傷を繰り返してきたワウリンカは今月28日に38歳の誕生日を迎える。マレーはワウリンカについて「僕とスタンは怪我をしている間も、毎日ではないけど、あちこちで連絡を取り合っていたよ。僕たちはいつも一緒にいて、とても仲が良かったし、何度もコートを共にしてきた」と述べた。

そのワウリンカは今大会、1回戦で世界ランク186位のA・ヴキッチ(オーストラリア)をフルセットで、2回戦で第26シードのM・キツマノビッチ(セルビア)をストレートで下し、2019年以来4年ぶり10度目の3回戦進出を決めた。

ワウリンカは大会前に男子プロテニス協会のATPに「もう若くはないんだ。大会を戦い抜くために、連日の練習を続けることは少し難しくなっている。しかし、僕はまだ大会で優勝できると信じている。どのレベルなのかは分からないけど、もちろん、やめる前にトロフィーを獲得したいよ」と明かしていた。

2017年に準優勝しているワウリンカは4回戦、19歳で世界ランク8位のルーネと対戦する。昨年、ロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)を含む3タイトルを獲得したルーネは3回戦で同53位のM・マクドナルド(アメリカ)に7-5, 6-3のストレート勝ち。

なお、12日に行われた3回戦では第5シードのD・メドベージェフ、第6シードのA・ルブレフ、第12シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第14シードのF・ティアフォー(アメリカ)、第23シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)らが16強入り。一方で第3シードのC・ルード(ノルウェー)は世界ランク97位のC・ガリン(チリ)に屈し姿を消した。




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(2023年3月13日18時21分)
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