ナダル撃破「逆転嬉しい」

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シャポバロフ、ナダル
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男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第13シードのD・シャポバロフ(カナダ)が第3シードのR・ナダル(スペイン)を1-6, 7-5, 6-2の逆転で破り、2年ぶり2度目の8強入りを決めた。シャポバロフは試合後、「逆転できて本当に嬉しい」と語った。

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両者は6度目の顔合わせで、ナダルの4勝1敗。直近では今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)準々決勝で対戦。その時はフルセットの末にナダルが勝利している。

また、両者は昨年のBNLイタリア国際の3回戦でも対戦しており、この時はナダルが逆転で勝利した。

2年連続11度目の大会制覇を狙うナダルと、2020年のセミファイナリストのシャポバロフによる一戦は第1セット、ナダルが第4・第6ゲームでブレークに成功して先取する。

ナダルの一方的な展開が進むかと思われた第2セット、シャポバロフが先にブレークを奪いゲームカウント4-1とリードする。ナダルは第7ゲームでブレークバックに成功するも、第12ゲームでシャポバロフがブレークし、1セットオールとする。

迎えたファイナルセット、ナダルがファーストゲームでブレークをするも直後の第2ゲームでシャポバロフがブレークバック。シャポバロフはさらに第6ゲームでナダルのサービスゲームを破ると、このリードを守って勝利を掴んだ。

男子プロテニス協会のATPは試合後のシャポバロフのコメントを公式サイトに掲載。次のように試合を振り返った。

「僕は何かを変えようとしていたんだ。彼(ナダル)は、試合の始めは完全に僕を出し抜いていた。明らかに第1セットと第2セットの初めは、僕はただそこで耐えていた。でも、逆転できて本当に嬉しいよ」

「僕は彼の大ファンなんだ。彼のプレーを何度も見てきた。幼い頃から、彼のようなプレーや振る舞いをしたいと思っていた。だから彼のことを尊敬しているし、彼がローラン・ギャロスに出場できることを望んでいるよ」

勝利したシャポバロフは準々決勝で第5シードのC・ルード(ノルウェー)と対戦する。両者は2度目の対戦でルードの1勝0敗。シャポバロフはルードとの一戦についても言及した。

「キャスパーは非常に難しい相手だね。彼とは1度だけ対戦したことがあるけど、彼に先を越された。弱点がほとんどない相手なので、今回もチャレンジングな試合になりそうだ」

また同日に行われた3回戦では、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)、第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、第10シードのJ・シナー(イタリア)、世界ランク45位のC・ガリン(チリ)が勝利し、準々決勝進出を決めている。




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(2022年5月13日8時19分)
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