テニスは本日、２９日から２０２３年シーズンが開幕。同日からは男女の新しい国別対抗戦ユナイテッド・カップ（オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー）が開始される。大会の公式サイトは２８日、ポーランドの選手のコメントを掲載した。

２０２２年まで開催されていた男子国別対抗戦のATPカップに代わって新設された同大会には男女のトップ選手が集結。オーストラリアの３都市で１１日間にわたって行われる１８カ国のイベントとなっている。賞金総額は１,５００万ドル（約２２億円）で、ATP、WTAのランキングポイント（最大５００ポイント）も獲得することができる。

２９日から１月３日の６日間は１８カ国が３チームずつ６グループに分かれてのラウンドロビン（総当たり戦）が開催。各対戦は２日に分けて行われ、１日目に男子シングルスと女子シングルスが、２日目には男子シングルスと女子シングルス、そして混合ダブルスが行われる。各グループで１位となった国が対戦し、勝利した３カ国と、敗れた３カ国のうちグループステージで最も成績の良かった１カ国が準決勝に進出する。

女子テニスで世界ランク１位のＩ・シフィオンテク（ポーランド）は「昨年の大会から多くの経験を得ることができたわ。でも、昨年のことはすべて断ち切って、これからのことに集中しようと思っている。あまりそれに縛られることなく、次の目標に向かって進んでいきたいわね」と語っている。

「このような記者会見で今までを振り返ることはあるけど、私の目標はただ将来に集中し、テニスプレーヤーとして向上していくことよ」

また、男子テニスのダブルスで元世界ランク１位のＬ・クボット（ポーランド）は「以前はATPカップでプレーしていたが、今はユナイテッド・カップ。これは素晴らしいことだと思うし、これからも続けていくつもりだよ。今、ポーランドではテニスが大ブームになっているからね」とコメントしている。

ポーランドはスイスとカザフスタンと共にグループＢに属している。グループＢの初日のカードはスイスとカザフスタンのため、ポーランドは大会２日目に登場予定。

【ポーランド】
Ｈ・フルカチュ（ポーランド）、Ｄ・ミハルスキ（ポーランド）、Ｋ・ジュク（ポーランド）、クボット、Ｉ・シフィオンテク、Ｍ・リネッタ（ポーランド）、Ｗ・ファルコフスカ（ポーランド）、Ａ・ロソルスカ（ポーランド）

【スイス】
Ｓ・ワウリンカ（スイス）、Ｍ・ヒュースラー（スイス）、Ｄ・ストリッカー（スイス）、Ａ・リチャード（スイス）、Ｂ・ベンチッチ（スイス）、Ｊ・タイシュマン（スイス）、Ｙ・イン・アルボン（スイス）、Ｊ・ズゲル（スイス）

【カザフスタン】
Ａ・ブブリク（カザフスタン）、Ｔ・スカトフ（カザフスタン）、Ｄ・エフセエフ（カザフスタン）、Ｇ・ロマーキン（カザフスタン）、Ｙ・プチンセワ（カザフスタン）、Ｚ・クラムバエワ（カザフスタン）、Ｇ・アインディノヴァ（カザフスタン）

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