10日まで行われていた、男子テニスツアーの下部大会である かしわ国際オープンテニストーナメント(千葉県柏市/吉田記念テニス研修センター、ハード)にて、テニスのプレー映像や各種データを記録・解析することで、競技力向上に必要なデータを提供するシステム「PlaySight」の試打イベントが行われた。
「PlaySight」とは、イスラエルのPlaySight社が開発したテニスのプレー映像や各種データを自動的に記録して解析するシステム。コートの周囲に設置された6台のカメラでプレーを自動撮影し、先取やボールの動きを追跡(トラッキング)。KIOSKとよばれるコートの横に設置した機械でオンラインでの利用が可能である。
選手の技術向上に対し、選手自身がより積極的に練習に取り組める究極のコーチングツールであり、より効果的にレベルアップを図ることができる。
データや映像で選手のパフォーマンスを管理・確認、多角的な映像や自動生成されるデータを入手。さらに、リアルタイムにラインジャッジやサーブスピードの計測、各選手の移動距離などを把握することが可能。
PlaySight社には男子テニスで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が出資しており、テニスの競技力向上に効果があるとして、欧米やアジアを中心に急速に利用が広がっている。費用はコート1面で約200万円。
かしわ国際オープンの会場では、実際に「PlaySight」を使用できるイベントが開催され、観戦に訪れた方も最新のシステムに興味津々な様子だった。
「PlaySight」
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