女子テニスツアーのアピア国際女子（オーストラリア/シドニー、賞金総額６９万ドル、ハード）は７日、シングルス１回戦残り１０試合が行われ、昨シーズンの後半を膝の怪我からツアー離脱を強いられていたＳ・クズネツォワ（ロシア）が予選を勝ち上がり、この日の１回戦ではＪ・ジョルジュ（ドイツ）を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、全豪オープンへ向けて順調な仕上がりをみせた。
「現時点で彼女（ジョルジュ）のような素晴らしい選手から勝利を飾れた事は自分でも驚いている。第１セットでは簡単なミスがフォアハンドで出てしまって、サーブも良くなかった。それでも第２、第３セットで何とか立て直しが出来て嬉しい。」と、クズネツォワはこの日の自身のプレーに満足していた。
続けて「この４日間で４試合を戦った。今は実戦をなるべくこなしたいと思っているから、それが出来ている。今はかなり以前の感覚が戻って来ていると感じるけど、昨年のウィンブルドン以降は試合をしていないのが現実だから、今後ももっと試合をしたい。今のプレーよりもっと良いテニスが出来るはず。」と、現在の目標も加えていた。
クズネツォワは２００４年の全米オープンと２００９年の全仏オープンで優勝を果たし、自己最高ランキングは２００７年に２位を記録している。
クズネツォワは２回戦で、第７シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）と対戦する。
この日行なわれた試合結果は以下の通り。
○Ｓ・エラーニ（イタリア） (3) vs. ●Ｋ・プリスコバ（チェコ共和国）, 6-1, 6-3
○Ｎ・リー（中国） (4) vs. ●Ｃ・マーケイル（アメリカ）, 7-6, 7-5
●Ｓ・ストザー（オーストラリア） (6) vs. ○鄭潔, 3-6, 7-6 (9-7), 4-6
●Ｎ・ペトロワ（ロシア） (8) vs. ○Ｒ・ビンチ（イタリア）, 5-7, 5-7
●Ｔ・パスゼック（オーストリア） vs. ○Ｊ・ヤンコビッチ（セルビア）, 2-6, 6-7 (5-7)
○Ｍ・キーズ（アメリカ） vs. ●Ｌ・サファロバ（チェコ共和国）, 6-2, 6-1
○Ｇ・ウォスコボエワ（カザフスタン） vs. ●Ｙ・ウィックマイヤー（ベルギー）, 3-6, 7-6 (7-5), 6-2
○Ｓ・クズネツォワ vs. ●Ｊ・ジョルジュ, 3-6, 6-3, 6-3
○森田あゆみ（日本） vs. ●Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア）, 1-6, 6-3, 6-3
○クルム伊達公子（日本） vs. ●Ｃ・デラクア（オーストラリア）, 6-4, 6-1
今大会の優勝賞金は１１万７０００ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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（2013年1月8日10時22分）
37歳ベテラン 逆転勝ちでシード撃破 
